全国裏探訪取材班は八王子に行ったのだが、なにやら“西”八王子方面に東京最西端の団地があるらしく、団地好き?の取材班は西進することにした。
西八王子からタクシーで5分。はい、つきました長房団地です。ここは1964年の東京オリンピックの前に完成し、そのころの東京都内の低所得者層を多く入居させたらしい。都内からこんな僻地に渡ってきた人々が今どんな環境なのか・・見て行こう。
住んでいるのか住んでいないのかわからない雰囲気の団地が立ち並びます。
「都営住宅八王子長房南団地案内図 所在地 八王子市長房町520ほか」
実際共用していない棟がかなりあるらしいです。
これは長房南団地(アパート)だが、他に、長房東アパート、長房アパート、長房北アパート、長房西アパートとすべて名称が分かれている。全て合わせると3,000戸ほどあるマンモス団地だ。
写真の51号棟なんかは安全第一看板で覆われています。中には入れない模様。
こちらは「53」号棟。駐輪場に自転車が殆どないのでやはり共用されていないよう。公衆電話がむなしく設置されています。固定電話もままならないほどの低所得者層なのでしょうか・・
こっちは「52」号棟。やはり人の気配はありません。一階が商店だったのでしょうか、言わずもがなシャッター街です。
「イヌサン ウンコ キンシ.」(犬さんうんこ禁止。)新宿駅等の“ガムテープ案内表示”の修悦体には遠く及びませんがw原状復帰できるよう養生テープで描かれています。
初めて観たときは、“イヌサク”(犬作)ウンコ キンシ.に見えてしましましたwもう取材班も病気でしょうか(笑)まぁしかしそれと関連付いてしまうほど、近くの長房新栄商店街には“公明党”のポスターがあります。仕方ないw
長房団地西側は高層の「都営長房アパート西棟」が林立しています。1990年代に行われたスクラップアンドビルドというやつです。建て替えも順次進んでいるようです。
外人の住人だろうか、直径の大きなパラボラアンテナが展開されている。こんなものを見ると、ここはやはり貧困層が厚いことに気付く。
「長房新栄商店街」下町情緒あるれる渡し看板が目を引く。
団地があれば当然そこに衣食住を提供するマーケットが不可欠である。
長房新栄商店街はそんな彼らに物資を提供している(た)のだが・・・
団地の完成とほぼ同時期から、存在するこの昭和の香りが漂う商店街も人気はない。
次回はこの 「長房新栄商店街」をじっくり観察していくことにする。
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(2018)