全国裏探訪取材班は、大阪府茨木駅より1時間以上かかる新興住宅「茨木台ニュータウン」に足を踏み入れ現在の状況の調査と歴史を解説している。
取材班は茨木台ニュータウンの様子を見ていこうとしよう。ニュータウンの路地を歩いていくのだが、先ほどのコンビニ高田屋以外にここにも商店があるようだ。てか、公明党のポスターがまた香ばしさを増幅させてんな。
酒の自販機と、奥には簡単な売り場?のようなものがあるな。学会員が営業してるんですかね?
路地を見て廻って行くんですけど、このように空いた分譲区画がちらほらしている。売れてないのか。それか建っていたが潰したのか。
どこもかしこの土地も空き地だらけで、それもメンテナンスは行き届いていないよう。ここの土地とか、のり面の高低差の部分が崩れてしまっているようだ。ちなみにこの茨木台ニュータウンの土地は0円~購入ができることもあるようだ。
空き地には軽自動車が複数停められていた。こんな場所に裕福な住人が棲んでいるはずもなく、基本自動車は軽自動車と言うのがこのニュータウンの特徴の一つでもある。
それもそのはず。そもそも高齢化と長年のローンの影響で家の維持管理もままならず、大きな家を持ちあました老夫婦がオンボロのまま住み続けている事例が多いのだという。
マイホーム購入当初は家族が5人とか居たのが、親が死に、子供は独立、さらには配偶者をなくし大きな家を持ちあましている例だ。これは茨木台ニュータウンだけの問題ではないが、ここでは大きな家に老人一人になった場合、特殊な立地条件からこの不動産が欲しいという物好きはそう多くはないので、売りに売れない状態となる。
そんなどうしようもない独居老人に家の維持管理ができるはずもないのでこのザマなわけだ。しかも、独居老人があの世へ行ったとしても、広い土地に大きな家なので相続人に毎年のように固定資産税もかかってくる。
しかし、特殊な場所で流動性がないので売りに売れない。毎年罰ゲームのように数万円~数十万円の税金が襲い掛かってくる。そんな、新築当初から住人が消えたあとまで最悪なニュータウンとなってしまっている。まさに負の遺産。
さっきから徘徊しつつ見ていくと、屋根の修繕はおろか、障子の張替えやカーテンのメンテナンスまでまったくされていない。お化け屋敷過ぎて哀れすぎる。
「求む 売却物件」「高値・早期に中古戸建売却します!」「この地域で実績あり!」
路地にはカーブミラーにこんな立て看板も括り付けれらていた。この地域で実績ありって本当なんですかね。実際ここの住人には非常に甘い誘いの美辞麗句が並んでんな。そういや隣町にこんな悪徳不動産屋もどきもあるので、うまい話には裏があると思ったほうがいい。
さて次回「茨木台ニュータウン」も最終回としよう。
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(2022)