全国裏探訪取材班は、香川県琴平町の「琴平町栄遊廓」を見にやってきた。さて香川県の金毘羅参りが有名な金刀比羅宮を擁する一大観光地「琴平」なんですけど、そこにも例にもれず精進落としの遊郭からの赤線があったんですよね。昭和の初期に琴平には鉄道4路線もあったり、ものすごい賑わいだったようだ。さてそんな赤線はどんなスポットだったのだろうか。
「琴平名物 へんこつ屋」「Sinmati」
さて、この新町商店街の裏に遊郭/赤線があるのは既にお伝えしたんで、早速このアーケードから北側にかけて入っていきましょうかね。
取材班はここから入っていきましょうかね。なかなかの路地裏感だぞこれは。
はいそして、入っていく路地がこの路地。いかにも赤線へと入っていく雰囲気満点。ぬけられるか！？
赤茶けた外装の物件と、さらにサビが回った窓の面格子の意匠が素晴らしい物件だな。
「昭和初期の栄町周辺」
まずは昭和初期の地図からご覧いただきましょうかね。
路地をいくと、タイルと豆タイルで作られた白黒の市松模様が特徴的なこの和洋折衷のこの物件。当時の地図ならばここはカフェーということになる。今は転業スナックになっているのだろうか。まだ営業中なのか？
いやでもコロナとかなんとかくだらねー疫病が流行ってるんでそんんはずもなく貸店舗でした。赤線好きは借りてみてもいいのかもね、事務所にどぞーw
アーケードから直角に90度入った、路地でありながらなにやらかつては何かの営業。をしていたであろう物件が多数あった。これ琴平町栄遊廓か。
ただ、現在はほとんどが閉まってるようなんですけど、まだ実体はわからない。まだまだ探索が必要なようだな。
「シンマチ」
困ってはないが「困った時は電柱を見よ。」の取材班が作った諺に従うと、ここはやはり「新町」のようですね。
「やき鳥 紅鶴」
もちろん遊ぶところ。といえば、食堂なり居酒屋なりが必需品な訳で、ここにも焼き鳥屋が。隣は骨付鳥市なんでこの紅鶴もおやどり、とか、ひなどりとかあるんでしょうか。
「クラブ エルバ」
いやしかし、明らかに正面玄関じゃないところなのにこんなビニールの日差しがついているのって明らかに赤線のニオイを感じましよね。クラブとかもあるし。
ここなんかも、少しカフェー調の雰囲気のする建築。面格子なんかも特殊にカットされてて、これがまたイイんですわ。
で、そんカフェー調の物件の前には鉄筋コンクリートの四角い物件がある。明らかに入り口が不自然に複数あったり、昭和中期の飲み屋ビルといった風情か。ちょっとこの先の路地は開けてくるぞ。”汚い赤線”こ「琴平町栄遊廓」を次回以降もまだまだ見ていきますよ。
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（2021）