【長崎の】「思案橋横丁」「柳小路通り」のオンボロ酒場を見に行く。【盛り場】(5)
全国裏探訪取材班は、長崎の繁華街「思案橋」界隈の様子を見て廻っている。前回までは思案橋エリアの「柳小路通り」を見てきたんで今回も続きを見ていきましょうかね。
さて、柳小路通りを見ていくんですけど、例に寄って今回も路地の上にある青い渡し看板から見ていく。
それにしても、まったっくどーでもいいんですけど、この看板なんか夢に出てくるんですよね。大したデザインでもないし文字も書いていないんですけどなぜか頭から離れない。でもたまにそんな看板ってありますよね?!
長崎にはこんな感じの細かい路地が多い気もするんですけど、これは長崎の土地の特徴にもある。長崎は平地が少なく、斜面が多い土地なので平地は希少で飲み屋街もこうした密集している。
長崎市内でも北部は戦中の原子爆弾による被爆で戦災復興地区を設けられ、大規模な区画整理が始まった。そのため長崎市内でも南側の地区は北部に比べ道が入り乱れていることが多いのが特徴。
「こがね」「わらく」「歌仲間」「鳴きむし」
なのでこんな感じで道に面しているところはすべてスナックの入り口になっていたりする。これとかもなかなかいい光景でしょ?w
「おあそびパブ ぷよぷよ」
そうこうしていると、雑居ビルの端にぷよぷよなる物件が。これは全国のフ-ゾク通の裏探訪取材員のⅠ氏によるとピンクのサロンらしい。30分アルコールも飲み放題で8Kらしい。良い子は遊びにイカないように。
「すなっく 麻紀」
そんなピソサロを横目に界隈を徘徊していくと、電柱に四角柱の行灯看板が取り付けられた路地の一角を発見。なかなか昭和的な風景が痺れる。
来るものを拒まない九州人の中でもさらに社交的な長崎県人の店なのだが、昨今のコロナとやらの影響でこんな張り紙もありますよ。”お願い”から始まり、“曖昧”な期間、県外から来た人間を”遠慮”してもらっているらしい。しかも最後は”申し訳ありません”で締めくくられる。完全に性善説に基づく日本人の曖昧さとムードで客を拒否しているようだ。
路地を進めば進むほど、味が出てくる思案橋界隈の盛り場の街並み。この戦後ドサクサ的な街並みの好きな取材班は大方3時間ほど界隈を歩き回ってしまった。
「楢林整形外科 船大工町商店街」
ちなみにこの柳小路通りのある場所は、正式に住所で言えば長崎市船大工町と言う場所を目指してくればOK。
「大衆クラブ クインビー」
そして、大まかには柳小路通りではないのだが、同じ船大工町にはこのような大衆クラブの成れの果てがあったりもする。この電球が整然と並ぶ意匠なんかも渋すぎる。
「ロマン街」
「見返り柳」
柳小路通りを反時計回りに一周してきたらまたこの見返り柳の変則4差路に帰って来る。ちなみに写真左奥に見えるのは丸山遊郭手前にある「丸山町交番」だ。また次の機会のこの元丸山遊郭レポもお伝えしようと思う。
今回は「思案橋横丁」と「柳小路通り」の界隈を見てきたがいかがだっただろうか。この地区には、思案橋、思い切り橋、見返り柳と往時ここが色気に満ち溢れていた場所だというのがお分かりいただけただろう。長崎へ出張に来た際はそんな風流な場所で一杯ひっかけるのも悪くないだろう。
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(2021)