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全国裏探訪取材班は、前回から佐賀市内の「松原親和マーケット」に来ている。ここは戦後、引揚者や生活の基盤を戦争で失った人々が生活再興のため作った、言わば戦後ドサクサの闇市的な場所だった。ただ地元民のタレコミによるとその後の経緯は青線のような怪しい私娼窟だったらしい。
かつてアーケードがあったところは近年駐車場になっているのは前述の通りだが、確かにアーケード時代だったことを想像してみると青線だった。と言われても合点がいく。
だって未だにこんな怪しいオンボロスナックの成れの果てのような物件が立ち並んでいるわけですよ。こりゃすごいなぁ。
「スナック 一子」
スナック一子もいい感じの佇まいだ。歯抜けなのもさみしい限りだが、そんな現在進行形で歯抜けになっていく様子が戦後の盛り場の味を出してる。おそらく土地の貸借契約、たぶん定期借地権などが付加されておりそれが期限切れになった順で立ち退きが進んでるんですかね。
だってこの雰囲気。すごいでしょ?これが佐賀のど真ん中にあるんですから、なかなか渋さという意味では佐賀は侮れないな。

「お茶漬けの店 さつき」「スナック 静香」
見ての通りすさまじい青線臭がするんですけど、1955年(昭和30年)発刊の全国女性街ガイドの佐賀の記述に面白い記述もあるので引用していきたい。
「佐賀 葉隠れの佐賀はまったくうま味のない街。芸者は繁華街の松原町辺りにおり、赤線は、東佐賀に近い今宿橋を渡った下今宿と、町はずれの新地と呉服町通りの裏に点在していて総計で百五十名ほどの女が居るが、色艶のない里である。(続)」
文中ではうま味がない街とかボロカス言われていますが、やはりこの松原町界隈には芸者が大量にいたらしい。うま味のない葉隠れのような街だが花はあったようだ。
「(続)それより、松原神社周辺の飲み屋の方がおもしろい遊びができる。」
で、注目は最後の記述。松原神社周辺の飲み屋がおもしろい遊びができるとある。面白い遊びとは一体何なんでしょうか。まぁ、あんなことやこんな事だとは容易に想像がつきますよね。タレコミにも青線ということだったがまんざらでもないな。
その松原親和マーケットの区画の北側には水路が流れており、ここも大雰囲気。当時は健全な?繁華街と分断していたらしい。
さて今回の「松原親和マーケット」レポは速足で見てきましたがいかがだっただろうか。葉隠れとか言われる街ですけどなかなか哀愁あっていい町並みなんでレトロ好きはぜひ裏探訪していただきたい。
まぁこのズタボロ廃飲み屋街もいつまでもないんで興味のある読者は早めにどうぞ。
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(2020)