【少年A】で有名な「酒鬼薔薇聖斗」の殺害現場を考察する【猟奇殺人】≪閲覧注意≫(2)

全国裏探訪取材班は、兵庫県神戸市須磨区に来ている。1997年に社会に衝撃を与えた「神戸連続児童殺傷事件」を調査しに友ヶ丘周辺を捜索した。今回は日本の刑事事件の中でも極めて稀な猟奇的快楽的殺人を考察している。14歳が犯行を起こした環境とはいかに・・・

亡くなった少年はこの場所で命の灯火を消すその瞬間に何を想い、何を見たのか。泣き叫ぶ声は届かなかった。

すぐ後ろには有名な「チョコレート階段」があった。ここから住宅街まで直線でつながっている。下の住宅地まで約50mほどだろうか。当日はここまで木が覆い茂っておらず、人が歩いた形跡はない。

ここから「友が丘中学校」が見えるようである。直線距離にして約2kmくらいだろうか。ここから頭部を切断し、歩いて校門へ設置したことを考えると気が引ける。

1997年5月24日少年Aが被害者の11歳の少年を誘い出し、このように誘い出したのだろうか・・・

「タンク山」から「友が丘中学校」までは住宅地をおよそ2kmほど歩かなければたどりつかない。ビニール袋に入れたとはいえ、もちろん周りに悟られずに死者の生首を持っていくことはたとえ大人であっても常人であれば、とても冷静な心境ではなかろう。

ちなみに遺体を隠し切断するにあたり、近所のホームセンター「コープリビングセンター北須磨店」に寄り南京錠と糸ノコギリを万引したようだ。万引も無一文と顔を覚えられることを考えての犯行である。そもそも人間を切断するに至る過去にも猫を切断していたよう。

時間軸が異なればもしかするときっとこの学生達も被害にあっていたかもしれない。あるいはもしかすると加害者になる可能性もあったのかもしれない。殺害した遺体に関して少年Aは遺体を作品と捉えており、このタイミングで射○をするほど興奮したらしい。

少年Aの興味はどんどんエスカレーションする。殺したいという衝動から、切断したいという衝動にかられ、興奮したあと、胴体の変化に興味を持ち始めた。が、エスカレートする興味は変化を感じなければ、たちまち失われていく。

 

しばらく歩いていくと、頭部置き場の現場となった友が丘中学校の法面が左手側に出てきた。少年Aはいづれ犯行が自分であるとバレることを察して、自分の中学校かつ一番目立つ正門を選ぶのである。

3、4分ほど歩くと正門が見えてくる。頭部を配置する前に遺体を家で洗ってから校門に置いた。これも土などから痕跡がつかない為のいわば工作であり、家で頭部を洗浄も興奮して○精している。

ここが「神戸市友が丘中学校」の正門である。頭部置き場は右側。置かれていたであろう場所は不自然にもコンクリートの外壁の上に柵が設けられている。少年Aは単純にここが正門なので目立つという意味で置いたわけではどうやらないようだ。

被害者の首を置いたイメージはこんな感じだったのだろうか。これはひどいな。

 

俯瞰して見るとよくおわかりいただけるだろう。実は目の前には「兵庫県道65号神戸加古川姫路線」が目の前を通っている。この県道は姫路市を結ぶ道路なのだが、多数に人間に自分の作品を見せる。これも計算に入れての犯行だったのだろうか。

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(2021)