【淡路島の】ついに解体!「世界平和大観音像」を空撮する!【DEEPスポット】(3)

全国裏探訪取材班は、淡路島にある「世界平和大観音像」別名「平和観音寺」を空撮しながらご覧いただいている。1977年(昭和52年)に完成した仏像はついに今年2021年(令和3年)に取り壊しが決定した。解体前にその姿を一目見ておきたい。

「世界平和大観音像」

この世界平和大観音像の高さは100mなのだが、下層階の台座の部分からの高さは約80m。で、合計約100mっていうわけだ。

それにしてもこの大仏、見てもらったらわかると思われるが、造形が結構荒いんですよね。なんか立体がチープというか杜撰というか。

頭の形もあんまりきれいではないのが見ていただければわかる、なんか、竹ひごと和紙で張り合わせて作ったみたいな、、なんというかポリゴン感すら感じる造りだ。お、頭頂部は穴が開いてんのか。あと避雷針と航空障害灯か。

肝心の観音様の顔面はこんな感じ。おそらく顔は地上で作って運び上げたんでしょうかね。なんかパーツが体の造形とは違う感じで、お面を付けたような跡が見えますすもんね。

この世界平和大観音像といえば一番特徴的なのがこの、「むち打ち観音」と呼ばれるようになった展望台の出っ張りですよね。なかなか独特な設計だなぁ。

この展望台まではエレベータで行けるようになっていたらしく、地元民の話ではこの鳥籠みたいな展望台はとても狭く金属製の柵だけだったので、直下が足元に見え高所恐怖症はドアから外に出られなかったらしい。

しかも、少しの風が吹いただけでも、かなり揺れた居たのだとか。展望台はかなり出っ張っており、展望台床の下は何もない構造なので、余計に揺れやすかったのかもしれん。

 

ちなみに、この風景が展望台とほぼ同じ高さから見られる風景だ。ロケーションは悪くないな。

そして、これが現在の展望台の中の様子。ここもDQNの落書きが一面にあり信心もクソも感じられない空間に成り下がってしまっている。てか、落書きしたころは閉業した後だと思うので、エレベータが使えないと思うんですけど、よくここまで階段上ってきたなぁ。そんなガッツがあるなら別のことにエネルギー注げやw

かつてはここから参拝客が思い思いの風景を見つめた居たのだろうか。相変わらず雑然とゴミが散らばっていたり、落書きまみれだがまだ望遠鏡も健在だった。しかも、よく見ると展望台下の床面がさびだらけで崩壊しかかっているな。

実際かなりの破片がたまに落ちてくるみたいだし、非常に危険な状態。確かに台座部分やその周辺に破片が落ちているのが確認できた。

 

そして、胴体部分を見ていくとこのように黒い部分がありますよ。この写真じゃ見えずらいけどこれは模様じゃなくて外壁が台風で崩壊した部分だという。

この崩落部分を拡大すると厚さ20cmほどあるとみられるコンクリート製の外壁が縦1m横3mほどが崩落していた。それも1か所ではなく2か所も。中には鉄筋や鉄骨と思われるものも露出していて、風雨にさらされている。これはかなりヤバイぞ。

1988年(昭和63年)には奥内豊吉が死去。それから妻が営業を続けていたそうなのだがm、妻も2006年(平成18年)に死去。それからは閉館しそれから放置プレイで現在に至るようだ。その後、遺族は相続放棄をしたので権利関係がややこしくなり、競売も落札者が居らず撤去が長年進んでいなかった。

長年放置されており、周辺住民も度重なる破片の落下や、全体の崩壊を危惧し行政は空き家対策特別措置法の適用を決定。閉館から15年を経てついに解体に進んでいる。ちなみに、奥内豊吉は大阪府豊中市にも自身がコレクションした美術品を収蔵展示した「奥内陶芸美術館」があるようだ。また近くに行った際は足を運んでみたい。

 

ついにこの観音様が‟仏”になる時が来たようだ。この世からいなくなる前に見に行った見ては。

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(2021)