全国裏探訪取材班は、石川県能美市「下開発町」にやってきた。どうやらここには、集落の東西南北に忠実に、苗字も「東西南北」が所在しているのだという変わった集落があるようだ。前回は集落の氏神である八幡神社をみると確かに東西南北の苗字しかなかった。実際はどうなのか見て行きましょうかね。
「下開発町」
こちらの空からの写真は、下開発町の「南エリア」上空から見たものだ。さて、取材班も先ず「南エリア」から探索していきましょうかね。
取材班は下開発町の中央を南北に通す道の「南エリア」から北上しながら探索していこうと思う。さすが江戸時代から続く古い町だけあって蔵とかもあったりするんですよね。
「下開発町の苗字分布のイメージ」
改めて下開発町の簡易地図からご覧いただこう。取材班は現在青色で「南」と書かかれているあたりだ。そこから「中エリア」を通り「北エリア」に北上していく。
さて、早速「南エリア」でとある民家を発見。まぁいわゆる田舎の一軒家ですわ。ここまではいたってノーマルな雰囲気。早速表札を見て行きましょうかね。
「南」「辰口町下開発」
お!ここにはやはり「南さん」の表札が上がっていた。確かに、「南エリア」の「南さん」だ。これはまだ偶然かもしれないので、次の物件を見て行こうか。
ちなみに上の表札からもわかるように、今のここの住所は「石川県能美市下開発町」なのだが、2005年(平成17年)能美市になる前までは「能美郡辰口町下開発」だったらしい。
さて、お次はこちらの物件だ。この物件は一般的な民家にしてはかなり贅沢な造りだな。玄関先には松が植えられ、母屋も天井が高くて見るからに裕福そうだ。ここもエリア的には「南エリア」だ。肝心の表札を見よう。
「南」
お、表札をのぞき込むとここもやはり「南さん」だった。これは偶然とするには出来過ぎている。やはり「東西南北」に忠実に「東西南北」の苗字が割り当てられているのは本当なのか。
こちらも場所的には「南エリア」に相当する場所だ。この物件は比較的新しいものなので、もしかすると他からの転入者とかで苗字は石川県に最も多い‟山本”とかの可能性もある。
「下開発町ア・・」「南」
ところがどっこい、ここも「南さん」なんですよねwおそらくこれは和風建築と今風の物件の並びから息子夫婦の家とか何でしょうかね。
さて、取材班は「南エリア」から「北エリア」へと歩いて移動しているんですけど、実は集落の真ん中には「中エリア」もあるんですよね。ちょうど今の写真位がちょうど「南エリア」と「中エリア」の境界ぐらいだろうか。
取材班は、下開発町を徘徊していると、おそらく地元民のこの男性にコンタクトを取ることが出来た。ここはまだギリギリ「南エリア」なのでもしや(!)と思ったが、案の定この人は「南さん」という地元民だったw
次回も「下開発町」の調査徘徊を継続していこうと思うのだが、その前にこの「南さん」にお話しを伺っていく。
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(2021)