【伝説の森】日本に「モーゼの墓」!?実地を調査してみる!【は当然パチモノ】(3)

 

全国裏探訪取材班は、石川県宝達志水町にやってきた。どうやらここには旧約聖書の中に出てくる預言者「モーゼの墓」という物があるらしい。旧約聖書だけでも信憑性が怪しいのにその中の登場人物の墓との主張とはマジで頭おかしすぎてどうかしてるレベルなんですが、なぜこうなってしまったんでしょうかね。

「ミステリ―ロード」

登山道にはミステリーロードと書かれていた。恐れくこれはモーゼに対するミステリーなんでしょうが、裏探訪取材班的にはそもそもこんな荒唐無稽な事業になぜ1億円を軽く超える血税を投じたかという事。それがミステリーなんですよねw

「三ツ子塚古墳群と聖者モーゼの伝説」

ここにも無理がある「竹内文書」を根拠にそれらしいことが書かれている。いやいや、そもそも竹内文書がガセなんだって・・

当時、町おこしに躍起だった行政は、国の「ふるさと創生事業」として全国の各自治体に交付された1億円をもとに公園整備を始めることになった。そこで、何を血迷ったのか行政は「山根キク」という竹内文書に強く影響を受けた女性ジャーナリストの研究結果を、町おこしに利用することになった。

「山根キク(1893年-1965年)」

「石川県 埋蔵文化財包蔵地」

山根キクは竹内文書の影響され、生前からこの古墳をモーゼの墓と信じていたようで、三ツ子塚古墳に「聖者モーシェ大導位の霊位」という柱が建てられており、山根の死後も宗教団体が無断で文化財に立ち入ることが多々あった。

明治以前からここに住む住人曰く、元来この古墳はもとより、この地区にモーゼの伝説などは皆無で周辺住人は根も葉もないモーゼ伝説に困惑したいたという。しかし、町おこしに躍起だった行政は、この地を公園として整備する際に目玉とするためこのモーゼ伝説を町おこしとして利用しようと考えた。

「モーゼの墓」

取材班は古墳の傾斜を上がり、モーゼの墓と云われるスポットに到着。中央には古い木柱が一本立っておりいかにも古い人物の墓のように見える。

 

行政の中には根拠のない歴史伝説を町おこしに利用することは慎重だったようだが、バブルも崩壊し、産業が殆どない町でしかも、公園建設が始まる前から「モーゼクラブ」なる団体も発足。最終的にはこの公園の整備を受け入れることになった。

そもそも、文化財を守る立場にある行政が、あろうことか墓荒らしの片棒を担ぎ、文化財を破壊し歴史も改変し、宗教の信者も招き入れた罪は重い。

公園整備に際し、ふるさと創生事業の予算1億円を含む、町の予算1億5,000万円をモニュメントや古墳を整備し、伝説の森モーゼパークとして1993年(平成5年)にオープン。当初は観光客が多く訪れたというが、そのほとんどは、モーゼクラブや宗教団体の信者だったという。

「現在のモーゼの墓とされる場所の土壌」

ただ話によると、戦前の国粋主義に流行った「竹内文書」の影響力はかつてはそれなりにあったらしく、1945年(昭和20年)に終戦を迎えるとGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)はこの地のモーゼの墓は事実なのかと調査しに来たらしい。もちろん何も出なかったらしいが。

 

ふるさと創生事業の正式名称は‟自ら考え自ら行う地域づくり事業”で1億円の使い道は原則自由だったのだが、自らの頭で考えることは無く、しかも、センスのない役人に自由に金を使わせたら失敗するという好例になってしまった。もう何もかもグダグダすぎる。

まぁ。気が向いたらバカバカしい気分を抱きなが、悠久の歴史を感じてみては?w

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(2020)