全国裏探訪取材班は、海抜100mに聳え立つ「東尋坊タワー」の展望台登っているのだが、ここは思いのほかDEEPなスポットだということが分かった。
平日の昼間から酒を飲みながら酔っぱらっている観光客が居る反面・・
展望台の一角では、携帯電話ではなんか深刻そうな会話が聞こえてくる。聞き耳を立てると、どうやらこの男は支払いの催促をされて居るらしく「ちょっと1週間だけ待って!いや、3日でいい!」と催促から何とか逃れているようだった・・やはりコロナで金に困っているのだろうか。
もちろん、展望台からの眼下には東尋坊の崖が見えて理もするので借金苦を理由にこの電話のあと飛び降りに行ったりはしませんよね?
そんな福井県最強のアングラスポットなだけあって、東尋坊が見える西側の展望台にはこのように仏壇がある。一見、展望台に仏壇とは関係ないように見えるが・・・
やはりこの仏壇、東尋坊で身を投げる自殺者を弔うための物らしい。いやぁ、普通ならハレの観光地の筈がこんな所に仏壇を置かれてはなかなか気分が落ち込むな。
その仏壇の隣にはこのような坊主の像が置かれている。これも自殺者の霊を弔う物なのだろうか。いや、たしか恋愛成就とかなんとか書いてあったな。
そんな下らない展望台なのだが、記名録と言うか自由ノートのようなものが置かれてあったりもする。本来ここには東尋坊来たよ~♪とか書かれるノートだと思うのだがマジで自由に落書きされているだけのようだ。
「四面楚歌」
しかも、ノートの他のページをめくってみると、四面楚歌・四面楚歌と書かれていた。当然存じ上げているだろうが【四面楚歌】とは助けがなく、まわりが敵・反対者ばかりであること。と言う意味だ。正に自殺スポット東尋坊の書き込みに相応しい書込みだ。
更に別ページを見て見ても「四面楚歌」は続いていた、しかもそこには「弱肉強食」とも書かれていた。これは世間に味方なく餌食になった自殺志願者が書いたのだろうか。暗い、暗すぎる!
そんな暗い心を更に谷底に叩き落すかの如く、気味悪いおでん文字で1ページをぜいたくに使った書込みがあった。韓国語と言うか朝鮮語で書かれているので正直なんて書いてあるのか分からないのだが、正直気味が悪い。でも冷静に考えるとこの日本海向こうには得体のしれないやつらが棲んでいる半島があるんだっけ。
「展望レストラン」
で、この展望台は上下2層になっているんですけど、現在稼働中なのは上層だけだ。実は往時は展望台下層はレストランがあったのだという。
現在、その下層の展望レストラン部分への通用口はシャッターで閉められている。当然営業はしていないようだった。
さて、展望台を見終わったので地上へと降りましょうかね。エレベーターの壁面には「日本の観光タワー」のポスターも掲示してあったりする。てか、ここに載るタワーの内一番東尋坊タワーがマイナーかも・・
さて、「東尋坊タワー」の展望台を見終わったんで、次回は地上部分を見て行きましょうかね。
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(2020)