全国裏探訪取材班は、福井県随一の観光地である「東尋坊」へとやってきましたよ。全国裏探訪では前回自殺の名所として東尋坊を取り上げたのだが、反響があったので今回「東尋坊タワー」についても取り上げていこうと思う。
取材班は某日福井県を走る県道7号線を北上、東尋坊を目指した行った。そうすると三国の市街地を抜けたあたりから、今回の目的地の物件を視認する。そう、これが東尋坊タワーだ。遠目からはTの字のタワーが聳え立つのが確認できる。
「東尋坊タワー」
離れて見ると上部の構造物だけ見えるのでT字型に見えるが、近くから見るとカタカナのエ型なんだな。
構造的には鉄筋コンクリート造だな。低層階部には受付や喫茶店、レストランやお土産処があり、高層部は2層の展望台部になっているのか。ちなみにこの物件、高さは55mで竣工は1964年(昭和39)だ。
その特徴はなんと言っても、その形だ。地上から構造物がせりあがり、高層階部がキノコの傘のように広がっていることではないだろうか。
東尋坊は自殺の名所と言うことがあり、まぁ陰気臭いところなんですけど、そんな所にこんな奇妙な物件があると、自殺志願者の陰鬱な気持ちを増長させてしまう効果があるような物件だとは思わないだろうか。
なんというか、自殺志願者の目印と言うか、もしかするとここで身を投げた人々の墓標のようなオブジェクトに見えなくもない。おっと、あまりネガティブな表現はやめておきましょうかね・・
「TOJINBO TOWER」
この東尋坊タワーに行こうとすると、東尋坊へと続く目抜き通りから脇にそれる形で入っていくことが出来る。
「歓迎 東尋坊 岩場入口 かぎりなく空と海 東尋坊タワー」
また、県道7号線からこの入口から入れば東尋坊タワーに行くことが出来る。
ただ、この道を通って東尋坊タワーに到着すると、タワーに登る料金とは別に、駐車料金が500円取られてしますので注意が必要だ。東尋坊は一見有料駐車場しかないように思われるかもしれないが、無料の駐車所もあるので、有料駐車場の係員に誘導されるがまま駐車しない方がいいだろう。
さて、取材班は東尋坊タワーに到着したので、早速タワー内に入っていきましょうかね。
入口はこんな感じ。いかにも昭和感丸出しのレトロな佇まいがその筋のマニアには堪らんかもしれんな。
今時自動ドアでもなく、重いガラスの扉ですからね。丸い取っ手のハンドルなんか最近見ないタイプだな。
「展望券 カウンター」
物件内に踏み入れると、もちろんそこは昭和の空間がひろがる。中に入ると、当然ながらカウンター内の女性に展望券を買うだろ!との視線が刺さるが取り敢えず無視して、土産物コーナーでも見に行く振りをするw
「東尋坊タワー 展望台入場券」
何れ買うのでちょっと勿体ぶり、展望台入場券を購入した。さて次回は、いよいよ展望台に登って行きましょうかね。
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(2020)