【男の】故「羽柴誠三秀吉」の居城「小田川城」を攻城する!【夢の跡】(3)

全国裏探訪取材班は、故「羽柴誠三秀吉」の居城「小田川城」を攻城する!と題し自分が秀吉の生まれ変わりと自認していた男の夢の跡を見に来た。今回は最終回なんで残る物件をじっくり見て行きましょうか。

「戦域ミサイル防衛局」

この羽柴秀吉こと三上誠三氏はさすがの選挙マニアだと思うんですけど、選挙と言えば民を代表する思想でなくてはならない役柄。国政選挙にも打って出た人物だけあって、国防にも並々ならぬ思想を感じる。

「核弾頭迎撃パトリオット ミサイル防衛システム」

この設備を見ても、流石現代の秀吉だ。天下統一を目指す秀吉だけあって自国小田川藩帝国の守りは鉄壁と言うわけだ。ちなみにこの迎撃ミサイル、2009年(平成21年)4月に羽柴誠三秀吉の私有地に約3,500万円をかけて対朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)用の迎撃ミサイル基地を建設た。ちなみにミサイルは全部で54基あるという。テポドン対策さすがだなぁ、国民の代表となるならこれぐらい国防意識が無いとね。

「小田川帝国ミサイル防衛局」

しかも、その物件には小田川帝国ミサイル防衛局とと書かれた案内板まで掲示されている。そこには「地対地ミサイル羽柴セブン」なども配備されているようで、文面から読み解くに小田川藩帝国は軍事政権らしい。しかも、国連核拡散防止条約脱退でNATO加盟国かつ小田川国、日本、アメリカ、イギリス、フランス、中国の六カ国の軍事体制だという。えっ!?いつの間にか日本からも独立してるし、しかも核保有してるし・・・で、なになに、「この場所は核弾頭から万一放射能が漏れている恐れがありますから一般人の立ち入りは固く禁ずる」とある。やばw早くこの場から逃げないと・・・

「科学文部省」

ここは科学文部省らしい。ってことはこの小田川帝国の科学技術と知識の館なのか。でも、門はガードされて入ることはできませんが・・・

「軍事原子力研究所」

で傍らには軍事原子力研究所の文字が。これって文字通り完全に核戦力の研究所だ。こんな思想の政治家が国政選挙に通れば間違いなく右傾化してしまいそうだな。

でも残念ながら、国政選挙はおろか全ての選挙で惨敗して、供託金は没収されているんですけど。まぁこんな政治家が一人ぐらいいても良いかと思いますけどね。

「楽市楽座」

で、広場の奥にある物件を発見。その物件の破風には楽市楽座と書かれている。楽市楽座とは織田信長の経済政策の名称だったと思うが、この羽柴誠三秀吉の敷地内にもあるな。三上誠三氏はそんな信長の楽市楽座とアミューズメント施設の楽市楽座を混同しているのだろうか・・

「小田川城」

当然ここは小田川帝国なので小田川城の天守閣も存在する。正面入り口に書かれていた中世の小田川城と言うのは恐らく嘘っぱちだろうが、その嘘を塗り替えるように天守閣が建てられている。

 

「小田川城天守閣」

もうここまで来れば、愛媛県松山市にあるラブホにしか見えないんですけど当時は立派な個人宅として羽柴誠三秀吉が寝起きしていたのだという。現在は見ての通り手摺が破損しており落城寸前だ。大丈夫か小田川藩帝国。

「「全国公認」天下覇道の旅「大阪府知事戦」」

選挙時はこの建物が選挙対策本部にもなるんですかね?羽柴秀吉と書いて、ひ・で・よ・し、か。秀吉はなかなか大阪府民には刺さる人物名だな。なんてたって秀吉は大阪人からは豊太閤や太閤さんと言われ一番のヒーローですからね。まぁそんな秀吉の名をかたった羽柴誠三秀吉は本拠地(?)大阪でも討ち死にしたんですけど・・・

「国防省」

もうさすがに施設もこれくらいかな、と思ったんですけど、まだまだありますよ。ここは国防省。国防省って言ってもトタンの倉庫の上にチープなパラボラ?アンテナが建っているだけの施設なんですけどね。

これはさっきの核弾頭迎撃パトリオットとはまた違うミサイルが大小2種類が確認できる。大きなミサイルの弾頭には「ISBM」と書かれている。小さいミサイルも8体ほど確認ができる。素人目から見ても羽柴誠三秀吉の性格からジョーク物件だとわかるのだが、実はこの施設、アメリカの軍用偵察衛星に発見されたらしく日本は外交ルートを通じ米国から調査依頼があったらしい。

 

施設を見に来た自衛隊員には「コレは燃料を抜いてある」と説明したらしいのだが、それを聞いて自衛隊はアメリカ側にどのように説明したのだろうか。「金持ちが作ったジョーク施設です。」とでも説明したんでしょうかねw

「羽柴環境化学工業」

一代で財を成した羽柴誠三秀吉は常々「女性を口説く情熱の半分を仕事に傾けよ」が座右の銘だったらしいが、晩年は落ち目になっていたのだとか。小田川帝国の建設が重荷になったんでしょうかね。一時期は国会議事堂のレプリカ物件とか温泉も在ったのだというが度重なる失火で焼失。一時期は火災保険金詐欺ではないかとの噂も囁かれた。現代版の負け戦時の焦土作戦だったのだろうか。

何れにしても、貧しい生まれから財を成していく姿は史実の豊臣秀吉と重なるところがあるな。やはり天下を取ろうと思うと、独自の世界観と言うかダイナミックな人生展開をしながらズルいテクニックも駆使していかなければないという事なのか。

良い悪いは別に押して、このような海千山千の豪傑な政治家が今の日本には必要なのかもしれない。

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(2016)