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全国裏探訪取材班は、大分県別府市に元遊郭の喫茶店「アホロートル 」に来ている。そこは時代が半世紀以上巻き戻ったお色気ゾーンだった。早速続きを見て行こう。
これも照明の妙だ。こっちはすりガラスに変わっているが、光が通れば…もうお分かりだろう。ここにシルエットが映りそれなりにサウンドが聞こえれば、当時は興奮も最高潮に違いない。人間の好奇心を煽る作りなわけだ。

昔の日本建築であれば当たり前だったのだか、今のように光を十分に使えなかった当時、細かいところに採光と光を放出する技術に関しては昔の建築物ははるかに優れていたといえよう。
「NHK」
おっと、これは何なのか。昨今のNHKをぶっ壊す党首が見たら発狂するかも知れん。これはアホロートル 店主曰く、戦後住宅不足に陥った際、貸座敷出あるこの物件のそれぞれの部屋を各家族に貸し出していた時期があったと言う。なので、NHKの受信料もそれぞれ徴収。と言うわけですか・・この当時からやってんだなNHKって・・
食事の部屋はまさに遊郭であった部屋で、ここがそうだ。広さは6.5~8畳程度だろうか。この部屋で数多の会合・接待・芸妓などが夜な夜な繰り広げられたそうだ。この建築物はずっとそれを見てきた。

奥に書院がある。すぐ前に窓があるのは恐らく採光用だろう。ここに化粧道具など置いたのだろうか。手をついたであろう柱は色が変わっていることがわかる。一体どういう意味なのかは読者の想像にお任せする。
時代を感じさせる囲炉裏の机もあった。店主曰く、全て当時物。寒い日はここで酒を飲み煙草を吸いながら、芸を見ていたのだろう。
壁を見渡すと「貸席」…当時の暖簾だろう。貸席は料金をとって当時食事や会合で使われていたお店を指す。裏探訪読者ならご存知だろうが、料亭も貸席も全て当時は遊郭を指す隠語と思っていい。いまで言う「ラブホ」みたいなもんか・・
外を見渡してみると、通りが見える。窓の開口が広い為通りがよく見渡せる。さらには障子とガラス窓の2重構造なのだが、一定の空間を空けている。これは一体なんのためだろうか。

おわかりいただけただろうか。肘をおいて外を眺めるのになんとも・・・ちょうど頬杖ついてぼーっとできるような平机がここにある。ここから手を振って外に遊女が招いたのだろうか。

どうだろうか。視点を変えて建物をくまなく見えれば、当時の技術やギミックまでも見えてくる。これができるだけ後世に残り歴史の真実を照らしてくれるよう願うばかりだ。取材班はここでカレーのランチをいただき後にした。
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(2020)