全国裏探訪取材班は、取材班はそれぞれ日本全国飛び回る自称エリートなんですけど、なかなか記事が更新できないのが惜しい。名古屋駅も相変わらずのカオスっぷりで面白いんですけど、そこから1kmほど西に行ったところに今回の目的地、名古屋市の「中村遊廓」がある。
「駅西銀座」
この名古屋駅の西口から、駅西銀座沿いにひたすら1kmほど歩いていく。
「中華料理 平和園」
「中国料理 富士」
さすが、貧民から朝鮮人から中国人迄棲みつくカオスな西口だけあって中華料理屋とか焼肉屋が多い。
「質 鈴木」「質 トダ屋」
電信柱には質屋の看板があったりもする。しかも1軒や2軒ではない。地域柄ゆえですかね。昔は中村遊廓に登楼するのにここで軍資金を捻出していたんでしょうか。取材班も何か質草があれば金にするんですけど生憎金目の物がない。
駅西銀座の通りを歩いていると、脇道にはちらほらと古い物件が見ることができる。なかなかレトロだなぁ。
通にはほかにもこのように間口2間の小さな長屋風商店などもあったり。昭和から時が止まっているようだ。
で、遊郭と言えば欠かせないのが銭湯。いわゆる公衆浴場っていうやつ。名古屋の真ん中でもまだまだ銭湯があるんですね。
まぁたしかに、街中をよく見て行くと浴室がなさそうなアパートがちらほらあったり。令和の現代においてもそんな所に住んでいる住人が居るから銭湯があるわけで。
さらに駅西銀座をさらに真っすぐに進んで行くと、通りには怪しい物件がちらほらと増えてくる。ここなんかは何の店だったんですかね。
「浅野屋」
ここなんかも昔は宿屋だったんでしょうか。それとも転業旅館か何かですかね。なかなかの佇まいだ。
基本的には商店街のような通りなんですけど、大型のショッピングセンターに客をとられたのか。このような半廃墟のシャッター物件が列を連ねる。
「鵜飼ふとん店」
ここなんかもクラシックすぎるだろ。完全に昭和のジオラマの世界だな。
角の物件は町の表情を出す看板になるのは、町歩きをしているとよくわかる。全体的に茶色になっているこの物件。昔は何の商いだったんでしょうね。今では公明党のポスターが5枚も貼られているのがまた香ばしい。
しかも、2階を見上げるとこんな感じ。まるで戦中のように窓ガラスにテープが張られている。こんな場面朝ドラでしか見たことないぞ・・
「中村料理事業協会 会員の証」
名古屋駅から通を歩いてばかりで、なかなか中村遊廓にたどり着かない。これだと他愛のない駅前商店街の紹介になってしまう所だったが、ここへきて中村料理事業協会との文字が玄関先に貼られているのに気付いた。
「大門ビル」
その他には、カラオケやスナック、雀荘が入る大門ビルとの名がつく雑居物件。既に中村遊廓の結界内に入ったという事か。
念のため住所をお伝えしておくと、このポイントが愛知県名古屋市中村区中島町3丁目27付近だ。ちょうど中村遊廓の東端だ。さて次回から「中村遊廓」をじっくりと見て行きましょうかね。
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(2020)
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