全国裏探訪取材班は、鹿児島は天文館の裏観光地「祇園観光会館」尋ねている。今までの記事を見ていただければわかるが、この物件は“祇園”とかいう優美なネーミングとは似ても似つかないズタボロビルなわけで・・・で、今回はそんなズタボロビルの残りの部分を見て行こうっていうわけ。
こんな魔窟のようなビルが祇園だの観光だのを冠している。この写真自体は夜に超高感度撮影を行なっているので明るく映っているのだが、実際肉眼ではもっと暗い。
「居酒屋 花」
取材班は再度「裏路地横丁」に入って行きますよ。で、裏路地横丁に入っていくと居住部分へと入っていく通路がある。
そんな通路の一角にはこのように神棚があったりもする。もしかすると若年の読者や、都会の読者は知らないのだろうが日本では田舎に行くと祝日などは玄関先に国旗を掲揚する習慣があある。左巻きの人間が見れば眉を潜めるだろうが、この鹿児島ではその国旗の掲揚が他の地域に比べ多く見受けられる気がする。それくらい愛国心豊かな土地なんですよね。ほら、長渕剛とかも鹿児島だっけ。
当然そんな、長渕剛みたいなアウトローな奴らが多いので、このような落書きもあちらこちらあったりDQN臭がすごいんですよね。
階段も薄暗く落書き塗れで、やばそうな連中が出てきそうな階段を登って行きますよ。マジでDQNが出たらどうしようかね・・
コッ、コッ、コッ・・取材班の足跡だけが階段内を響かせる。ただし反響の関係だろうか、自分達の音以外の足跡が聞こえるような錯覚がしないでもない。差し詰めホラーだよ・・
階段の様子はこんな感じ。所狭しと常人には理解できない言語が並んでいる。これはどういう意味なんでしょうか。解読はできないが「お前○す」とかそんな感じでしょうか。
こちらは階段の踊り場。何十年も交換されていないような暗く、そして数十秒に一回点滅をする。あのバイオハザードみたいなやつですわ・・
紫、黄緑、赤、落書きをする時間的余裕があるのか、こっちは凝った装飾をした落書きだな。落書き作家バウンシーとかあれば大発見なんですがそんな有名な作品は鹿児島にあるわけないか。
落書きに慣れてきたところで、取材班は4階に到着しましたよ。やはり上は居住区になっているようだ。
居住区の廊下部分。廊下をご覧いただきたい。やはり大量の雨漏りをしているようだ。基本的に鉄筋コンクリートならばコンクリートが割れない限りは雨は通さないが、このように大量に雨漏りしている。おそらく長年の地盤の歪みでコンクリートが割れそこから雨水が侵入、内部を通り侵食しているのか。コンクリート内部にある鉄筋も腐食しているはずなので鉄筋の持ち味の強度がだいぶ低下していると思われる。これは長くはないな。
ソンビが出てきそうな物件。取材班は心霊とかそんなのは信じないが、これは霊感ある人とかが行くとマジで無理かもな。
どんどん進んでいくと取材班は屋上のベランダ部分に到達。日中ならば住人の布団とかそんなものを干しているんでしょうかね。
住人とか誰かに遭遇するかとおもったが、そんなことはなかった。生活音もそんなにしなかったのでもうあまり住んでないのかもしれんな。
まぁ、祇園観光会館はざっくりこんな感じだったので、折り返して帰ろうかと階段にいくとこんな風景も見えた。もし病んでいたら飛び降りてこのまま人生終わらせようかな。と、魔が刺すかもしれん。そんな風景が祇園観光会館にはあった。
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(2020)