【津・つ】三重の九龍城「大門商店街飲食店街」とその界隈。【と言う県庁所在地】(9)

 

全国裏探訪取材班は、前回まで「大門商店街飲食店街」と言うズタボロ物件を見てきたわけですが、今回その物件の建っている津市の繁華街“大門”界隈の様子も見て行こうと思っている。

「大門界隈の上空からの様子」

大門の概要はこの項の初めに触れたのだが、もう少し掘り下げて話をするならば明治維新のころはこの地に県庁、警察署や郵便局が置かれていた。さらに以降は映画館や大門百貨店なども開業。津市の一大繁華街となっていた。

「大門 23」

1945年(昭和20年)7月28日、大東亜戦争(太平洋戦争)での津空襲として市街地に非戦闘員への無差別爆撃を受けた。この津空襲は三重県の受けた、桑名、四日市、松坂の各空襲の中でも一際被害が大きく死者は2500人以上出したという。これはひどい。

戦後は見事に復興の成し遂げ、たった10年ほどで戦前を上回る規模の繁華街になったという。そのころ1956年(昭和31年)に「大門商店街飲食店街」が竣工したわけだ。ちなみにその年の7月の経済白書に“もはや戦後ではない”と言う言葉が記されたのも同年だ。いかに復興が著しかったかが分かるだろう。

その後、1964年(昭和39年)には大門の大通りに全蓋式アーケードが完成した。まぁそのアーケードは前述の通り2018年に解体されるわけだが。

1979年(昭和54年)には手狭になった津市役所が大門から西丸之内に移転した。地元民曰くこの頃位から町の元気がなくなってきたのだという。

「大門 33」

「東宝会館」

大門の映画館は2001年(平成13年)には津東宝が閉館し大門の活気はほぼ消えて行くことになる。

「津大門シネマ」

 

その後は津大門シネマとして3年後の2004年(平成16)年に一時的に復活するも2009年(平成21年)に再び閉館してしまった。

「本日の映画」「本日の上映時間」

閉館から10年以上経った現在でも、上映時間を表す表示なんかが寂しく残っていた。映画館と言えば繁華街の象徴と言うだけあってそれがこのザマと言うのは今の大門をよく物語っている。

中を少し覗くとこの通り。今でも銀幕がしっかりと残されておりメンテナンスさえすれば問題なく見られそうなのだが・・まぁコロナで密になるんで復帰は絶望的だろうが。

「大門駐車場」

結果的にモータリゼーションで取り残された大門地区なのだが、一応駐車場はこの通りあるんですよね。まぁこの駐車場もモータリゼーションには間に合ってなくて後の祭り。近年はイオン帝国に完膚なきまで潰されてるんですけどね。

 

「ソープランド 徳川」

そんな中でもこの大人の公衆特殊個室浴場のみは、物陰に隠れながら細々とこの大門で続いているようだ。徳川氏もこのような施設に葵の紋を使われ不名誉な限りだ。ソープに徳川というネーミングはよくありそうなのだが、豊臣っていうのは無いよね。これってやっぱり徳川政権の悪習、大奥の卑猥なイメージからなんでしょうか。それならまぁ仕方ない。

「大門商店街飲食店街」はじめ津の繁華街「大門」は如何だっただろうか。少々長くなってしまったが大門の雰囲気をお伝えできたと思う。今回はタレコミありがとうございました。

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(2020)