【島が】新宮市「浮島遊郭」跡と被差別部落「春日地区」を散策する!【浮いてる!】(5)

 

全国裏探訪取材班は、和歌山で3カ所しかない公娼が置かれた「浮島遊郭」に来ている。前回は地元の案内人に当時の話なんかを伺うと「今でも当時の屋が少しある」なんてことを言っていたのでそれを探しに行きましょうか。

この浮島遊郭跡にはいまだにズタボロのオンボロアパートが今でもその姿を残す。被差別部落春日地区も近かったりするので、どういった人種が住んでいたのかは興味が尽きない。

こんな感じで完全な3世代ぐらい前時代のアパートだ。1世代20年だとするとちょうど60年前だろうか。木造で今でも崩れそうだ。

部屋の中はこのような有様。もしかすると男を商売のタネ寝していた元私娼か何かが住んでいたのだろうか。部屋の中には毛糸や裁縫道具があったり女の住処だったことは間違えなさそうだ。

とはいっても、遊郭だったのは60年も以上の前の話。写真や現在のビジュアルだけではなかなか厳しいものがあるので、全国遊郭案内の続きをお伝えしていこう。

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「此の廓は明治三十九年即ち日露戦争直後に初めて新宮町に相筋に創立されたものであつたが、大正三年には浮島に移動されて現今に及んだものである。遊樓數は十二軒、娼妓は約百十人位居るが、全部居稼ぎ制で、店は寫眞性である。―(続)―」

「遊びは大阪式時間制で廻しは取らない、御定めの一時間は花十二本、花一本代十五銭一圓八十銭だ。遊興税は花一本に對し五分増しである。附近には、有名な熊野川が町の北を流れて居るので非常に風光に勝れて居る。―(続)―」

「日本一の高い瀧であり、且つ文覺常人の籠つた瀧として人々に知れて居る那智の瀧も、汽車及自動車で五六十分位で行ける。又プロペラ船に乗つて九里峡及瀞峡本宮等の名勝舊跡を訪ねるのも、意義ある事と思う。―(続)―」

「妓樓は、金水、熊本、錦、第二水治、巴、喜代み、浪花、いろは、第三水治、大勢、八幡、等がある。」遊郭の紹介がメインなのだが、その間に名所旧跡など真面目な観光地が入っていたり時代を感じる。まぁ今でもこの辺は近代的なインスタ映えスポットがあるわけではないので当時なら至極真っ当か。それにしてもいい時代だったんですねぇ。

 

「浮島 5」

表通りから裏に回るところにはソレっぽい物件が今でもしっかり残っている。浮島の案内人が言っていた「今でも当時の屋が少しある」っていうのはこことかあづまやの事を言っているんですかね。

玄関の門と思しきところはコンクリブロックで塞がれているんですけど、敷地内に松が生えてたり、壁には菱形の意匠が残されていたり。当時の面影を色濃く残している。

ブラタモリじゃないけどこの高低差なんかも浮島遊郭南側の高低差も何とも言えん。奥に見えるのは松か。

 

一般的には遊郭って堀と言うか水路に囲まれてたり、自然のものだと川の近くに在ったり、、そんな感じで結界を張っていたりするんですが、ここ浮島遊郭は水路とかの類はなさそうなんで高低差で結界を張っていてんでしょうかね。

まぁ、ざっと浮島遊郭だったであろうと頃はこんな感じで一先ず終了。という事になるんでしょうけど、実はチクチク気になることがあるんですよね。

それは、どんな事なのか次回最終回に私見を書き綴りたい。

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(2020)