【赤線?】北上市「青柳街」のオンボロ酒場を裏探訪。【青線?】(3)

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全国裏探訪取材班は、引き続き岩手県北上市のオンボロ酒場「青柳町」を見て行きますよ。北上にはかつて青柳町からもう少し奥に、「新穀町」という名の遊廓がありまたその所はお伝えしていきたいんですが、戦後はどちらかと言うとこの青柳町の方が盛り場的には栄えていたんだという。

当然ながら、この青柳町は遊郭からの赤線みたいな盛り場のサラブレッド的な優等生ではなく、どちらかと言うと青線的な役割だったという。

まぁ現代においてもその雰囲気を存分にのこしているので、こういった場末の飲み屋街が好きな貴兄にはどうしても最高なのである。

「十八才未満の方の 立入りをお断りします」

この怪しいスナックの入口上にはこのような札も掲げられている。やはり枯れてはいるが妙に艶を残している。

「小料理 おでん あいこ」

そして北上と言えば、このB級スポットを紹介するサイト界隈で今後有名になるだろう物件。その名もあいこ。

写真右のズタボロ長屋飲食物件の一角に入居している“小料理”とおでんの店なのだが・・・

そのあいこの入口がこちら。まず一見は入ろうとは思わない雰囲気ではないだろうか。取材班も初めは店舗の裏口かなんかかと思ったのだが、いえいえこちらが、正真正銘表玄関でございます。

「屋号 あいこ 風俗(料理店)営業」

なるほどな。青線のような所と言わる所以はここにあるのか。だって風俗営業だもんな。しかも、小料理とか料理店とか。怪しさしかないな。

それにしても“あいこ”っていう名前は1917年(大正6年)から1932年(昭和7年)まで個人の名前ランキングTOP10に入る名前だ。1924年(大正13年)には4位にまで上昇している。という事は、この屋の主人はかなり年配という事が伺えるな。仮に1924年生まれだったとして、終戦時は21歳。バリバリヤッてったときだな。という推測も成り立つ。今でも健在なのだろうか・・

 

そのズタボロな飲食店長屋の大通り側にはこのようなブリキの看板もありますよ。ナイトスポットとかナイトパブとか、あとフォントとかも。よく見ると遠く過ぎ去った昭和の香りが感じられるはずだ。まるで噛めば噛むほど味が出る表面が白く粉っぽいスルメの様に・・あ、そういえばこの看板も表面は白く粉っぽかった。わかるかなぁこの感じ・・

こちらが北上市青柳町のメインストリート。こっちは少しは営業している店は多いっぽい。

「函館」

「カラオケ 酒場 和」「韓国屋台 アズンマ」

アチャラの半島の飲食店もあるのか。東北は朝鮮人は少ないとされているのだが、いる所に入るんだな。

 

「CLUB HANAMACHI」

あるクラブには、はな町と命名された物件もあったり。このはな町ってのは“花街”と読み替えることもできなくもない。と思うのは考え過ぎか。

「北上優良店 無料案内所」

何れにせよ、こんな看板があったり北上で遊ぶにはこの青柳町は外せないというのは確かな事らしい。次回最終回、残りの「青柳町」を見て行きましょうかね。

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(2019)