全国裏探訪取材班は、四国の代表都市松山市にきている。代表年という書き方をしたら、香川の高松市から苦情が来そうだが、まぁ人口で言うと松山が一位なんで仕方がない。で、その松山市といえば、道後温泉や松山城が有名なんですが、どうやら取材班が到着したのは松山市にあれど松山城ではないっぽい。
ある某日、取材班は松山市北部郊外に城郭風の物件があるので取材して欲しいとのタレコミを頂戴したので早速行ってみることにした。
その物件はかつてラブホだったらしく今は廃墟になっていると言う前情報だったのだが、もし営業中だったら泊まってみていので早速チェックインしてみましょうか。
取材班は、本丸を目指して歩くのだがまだまだ城攻めは序盤、到底たどり着くことはできない。取材班の頭上に高くそそりたっている。
左に本丸、右をみると人口的な池のようの物がある。これはさしずめこの城の堀のようだ。そうそう、一応読者も簡単に攻略を楽しむ事ができるように場所もお伝えしておく。住所で言え
廃墟ならば立ち入り禁止やバリケードが張られているのが一般的だが、ここは全くそんなそぶりはない。もしかするとまだ営業中なのかもしれない。
そんなこんなで歩く事数分、取材班は門あるところまで来ましたよ。本物の城郭ならばもっと壁が高かったり防御能力が優れているところだが、まぁなんちゃってお城風ホテルなんでそこまではない。と言っても天王寺の某ホテルや、城をモチーフにしたソープなんかからみるともう本物の城郭その物なんですが。
「24時間お食事O.K サービスタイム 道後城」
あっさり城門を通過した取材班は、場内へと進入。あっけなく進入できたのでまさか敵の捨身の囮り作戦かと思うほどだった。
さすが城郭風ラブホと言うだけあって、城の壁には狭間も再現されている。これはなかなか本格的なんじゃないでしょうかね。
南側の城門から入った取材班が次にたどり着いたのは、本丸へ続く門。これは大手門でしょうかね。やはりホテルは営業していないようだった。流石にこの門を打ち破って入るといろいろ法律的にも問題ありそうなんで、我々、歩兵での進入はここまでにしましょうか。
少し引いて天守閣を見てみる。ここだけ見れば、どこか地方の本物の城廓にも見えなくもない。これがラブホテルなんて外人が聞けば“What!?”と言われるに違いない。
さっきの追手門の隙間から中を見て行きましょうかね。うわぁ、これは天守閣とも見紛う巨大な櫓だ。かなり本格的な縄張りのラブホだな。なかなかクレイジーな城内なのだがこれ以上進めないのが悔しい。だが、安心して欲しい。今は戦国時代でなないのでここからさらに中を見るべく文明の利器、航空機を用いて確認して行きましょうか。
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(2019)