全国裏探訪取材班は、岡山県倉敷市にある「川西遊郭」を見にきている。そう、ここは倉敷美観地区ならぬ、倉敷“裏”美観地区だ。どこが裏かって?はい。早速、続きをご覧ください。
ここなんかも、いくつものつっかえ棒で倒れないように日本建築が立っているんですが、メインストリートに接する出入り口は改装されていたりする。
それにしてもこのつっかえ棒の数が半端ないな。つっかえ棒がないとぶっ倒れてしまうんですかね。脆弱すぎるだろ。
そんなつっかえ棒の路地裏に入っていくと、またもや小屋?のようなところを発見。一見すると“商売”をしていたところには見えないのだが・・よく見てみる・・
出入り口はこんな感じな風情なのだが、出入り口脇には沢山銘板が貼られているのがお分かりだろうか。
「営業許可済章 岡山県倉敷保健所」
「十八才にならないお方は 入場をお断りします」
これは何お店なのか。スナックとの看板もないし、旅館との記載もない。謎が深まる。どうか知っている貴兄にはタレコミ願いたい。
路地にはこのような扇型の飾り窓のようなものがある。御託は要らん。このようなアイコンさえあればもう歴史を語るのは十分だろう。
取材班は裏の美観地区を進んで行きますよ。それにしても細い路地だな。幅員は1mほどしかないだろう。当時は両側に怪しい物件が並んでいたのだろうが、歴史の流れには勝てなかったか・・
そんな、空き地を少し振り返るとズタボロの川西町の民家が。いつも言ってるんですけど、空き地になる事で断面図的に街が見えるのはいい事なのか。それとも悲しむべきか。
路地を抜けると、川西遊郭北側の用水路に出る。この通りにも何かありそうだな。早速裏探訪して行こうか。
歩いていくと、早速青のビニールが特徴の物件を発見。何かの商店か、それとも夜の商売系ですかね。
その青ビニールの物件の隣にはまたまた怪しい建物があるな。これは当時物っぽい。
はは〜ん。これはビンゴと思って間違い無いだろ。もう誰も住んではいないようなのだが、一つ屋根の下に玄関が3つもあるしこれは完全に怪しい。
いったいどう言った商いをされていたんでしょうかね。想像が膨らむ。
さて、取材班は川西遊郭北側の用水路のところから、また路地裏を通ってメインストリートの方へと向かう。ズタボロの長屋とかプアマンズハウスが密集している。
「防犯連絡所」との張り紙が貼ってあったりと治安の悪さが窺い知れる。この密集度をみるとココとかも思い出すなぁ。
もう路地が狭すぎて、あちこちから生活音が聞こえてくる。こんなところでもまだ生活してるんだな。日本ってすでにもう後進国なのかもしれん。それにしても火災とかあったら消防車とかも来れなさそうだし、火がついたらイチコロだろうな。
老婆心ながらそんな心配をしつつ、取材班はメインストリートへ出てきた。ここらで終わっても良かったんですけど、まだ何かありそうなんで、次回そこらへんを最後見て行きましょうかね。
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(2020)