全国裏探訪取材班は、富山県高岡市に来ていますよ。ここには日本三大大仏に数えられる「高岡大仏」があるんですがご存じだろうか。日本三大大仏は奈良の大仏・鎌倉大仏・高岡大仏となっているという。前者2体に比べ少し知名度的に厳しい気もするが・・
「日本三大大仏 高岡大仏」
と言っても高岡大仏の起源は1221年(承久3年)にまで遡る。歴史的に言えば、奈良の大仏にはかなわないが、鎌倉の大仏よりも歴史は古い。正式名称は大佛寺の銅造阿弥陀如来坐像だ。
かつて歌人与謝野晶子がここに訪れた際は高岡大仏を「鎌倉大仏より一段と美男」言ったことが伝っているという。なるほど。
そんな由緒正しい観光地なのだが、見ての通り周辺の街並みはこの通り。閑散としている。とても三大大仏とは思えない客の少なさである。
その高岡大仏の裏手に、なにやら怪しいスナック街のようなものがあるというタレコミが入ったので取材班はさっそく現地へ向かった。
高岡大仏から路地を南に100mほどいった所だろうか。なにやら左斜めに入っていくところがりますよ。ほー。ここか。
「大仏飲食店街」
その名も大仏飲食店街。ドストレート過ぎるネーミングだな。取材班は日中の昼下がりに来たのだが、当然のように人っ子一人いない。
「大仏飲食店街 ようこそ いらっしゃいませ 㐧2日曜公休日」
そこの看板に書かれていたのは、ようこそいらっしゃいませと書かれた看板。その看板によると㐧2日曜公休日も公休日らしい。
狭い場所で撮影をしていると、老人が通りかかったので声をかけられた。「ここは夜もほとんどやっていないよ」と高岡老人。取材班は改めて聞くとかなり前から事実上閉鎖状態らしい。放置プレイか。
「スナック パブ ひまつぶし」「お酒処 ニューこころ」「スナック 順」「初音」
こう見てみるとその佇まいから、戦後の赤線か、青線のような雰囲気が醸し出されている。スナックやパブ・お酒処が2階の長屋に高密度で配置されている。
「お酒処 道頓堀」「SNACK よしの」
表の通りから斜めに入り、更に90度直角に路地があるので、完全に隠された魔窟のような存在感がある。
「十八才未満の方 入店お断りします」
あるスナックの前には18禁のプレートが。取材班は高岡老人にかつての様子を聞いたところ「飲み屋が殆どだけど、昔はイロイロヤッてたな・・」っといって歩いて去っていってしまった。
イロイロヤッていたって何のことなんでしょうかね。今となっては確認しようがありませんが・・この2階では何が行われていたんでしょうかね。
「スタンド ・・・」
密集していると言っても20mくらいしか奥行きは無く、周りは住宅街。特に面白みは無いのですが、老人の言っていたことが気になります。
多少消化不良気味ですが「大仏飲食店街 ありがとうございました」と看板にあいさつをされました。高岡に行った際は夜の様子を確認してはいかがかな。
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(2015)