全国裏探訪取材班は、ソープランドの別名「トルコ」看板だらけの和歌山のDEEPスポット「東ぶらくり丁」を観察しているわけですが、探せば探すほどトルコの看板を見つけましたよ。
夜、和歌山ブルースの歌碑から川向のソープ群を見る。これぞ和歌山ブルース。哀愁漂うそのソープの物件の裏のズタボロ感から、歌のイメージ通りの風景が見られますよ。
「トルコ 御三家」
こちらはトルコ御三家w前回は徳川トルコを見つけましたが。こっちはトルコ御三家ですよ・・紀州藩って徳川家でも御三家ですもんね。現在はポニーテールと言う店だ。
「トルコ エンペラー」
こちらは、徳川や御三家への対抗だろうか、将軍職より格上の皇帝や天皇を表すエンペラー。このエンペラーは前述の通り創業時から屋号は変わっていないんですよね。ある意味超レアかも。
さらに北側のソープ街にもありましたよ。ズタボロのビル群の上に黄色い看板が。これは確か長年閉鎖している青い部屋の屋上だろうか・・
これもトルコって書かれてるんですかね。かなり変わり種のトルコ看板だな。そういや、これらのトルコ看板って実はかなり前に消滅してるはずなんですよね。
元々和歌山とトルコ(トルコ共和国)は関係が深い。1890年(明治23年)和歌山県最南部串本沖で当時オスマン帝国現トルコの軍艦エルトゥールル号が台風で遭難。その時串本の住人は乗組員を懸命に救助多くの命を救った。それ以降毎年現地で日土交流が続いているという。
日本はトルコ風呂からのイメージからか、本番を伴う性風俗にトルコの名称を赤線廃止後から長年使ってきた。その事をトルコ留学生たちが激昂。改称運動が起き1984年(昭和59年)にソープランドに改称された。なるほどな。そこでほとんどトルコの三文字が消えたわけか。てことは最低でも1984年から2020年まで36年は放置プレイという訳か・・
にも拘らず、この和歌山にはトルコの表記がかなり残されてるんですよね。何というか皮肉。それだけトルコを大事にしてるってことですかね。なんか間違ってるけどw
「病院 トルコ」
こちらは病院。体の調子、特に下半身の調子が悪くなったら来るんですかね。でもあんまり通院しまくると逆に病気にかかりそうですよね。あと、18歳未満は診察できませんよ。現在はビギナーズだ。
さて、いかがだろうか。今までたくさんのソープ街と言われるところを見てきたわけだが、ここまで「トルコ」の看板を見る所もそうないですよね。昭和に廃止されたトルコ表記が、平成を通り越しこの令和でも見られるんですよね。もう完全な絶滅危惧種ではないだろうか。
さてトルコの看板探しは一旦ここまでにして、次回最終回はこの界隈を少しだけ探検してみて終わりにしましょうかね。
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(2020)