全国裏探訪取材班は、高知市内の元遊郭「玉水新地」にきている。前回までは、言わば太陽に晒された玉水新地昼探訪になっていた。昼ならば明るく全てのディテールが見えると思うかもしれないが、夜は打って変わって怪しい街に変貌する。本当の意味で玉水新地裏探訪となるわけだ。
某日、夕刻が過ぎようとしている。取材班は玉水新地土手の一番東側からアプローチする。ちょうど鏡川新月橋のファミリーマートあたりだ。
この路地より奥がザックリ玉水新地辺りになるのだが実は下に目をやってほしい。長さ1mほどの橋が掛かっていることがお分かりいただけるだろうか。
「しあんばし」
名前は思案橋。遊郭に行くか戻るか思案橋。といった、遊里やその結界にかかる橋のネーミングとしては一番ポピュラーなものだ。
「大正十五年・・」
このように、竣工した日付も刻まれたれっきとした橋なのだ。で、実はこの思案橋。遊郭“跡”となった現在ではその“思案”は過去のものとなり単なる橋の名前に過ぎない。と思われるかもしれないがその“思案”は竣工から94年経った現在でも生きているのである。
なぜか・・・、それは土手の上を西側に歩いていけば分かる。(!)それは今でもこの旅館街が未だに、高知の裏風俗として、いや、ちょんの間として、いや、赤線、遊郭として、現役で営業しているそうだ。ほら、怪しく光ってるでしょ?
「旅館 日高」「旅館 都」
そうこうしていると、人が出てきましたよ。これはやり手ババアなのか、それとも“商品”なのか、、これはやばいな。
うわ〜しかも客も出てきましたよ。しかもなかなか若い客だ。なかなか満足げな様子だな。かなり暗いので見にくいのが申し訳ないが。肉眼だとほんと真っ暗。これが漆黒(四国)の闇かw
旅館日高を覗いてみよう。基本的に覗こうとするとやり手ババアに気づかれるので、取材班は特殊な方法で撮影している。
はは〜ん。これが玉水新地のちょんの間か。四国のその筋の情報通によると、容姿は全く保証できないが、20代のホステスもいるようだ。コストは20m6Kから。島国の島国だけあってかなりの低レートだ。
近くに突撃して、覗きますよ。昼間とは打って変わり淫靡な雰囲気が溢れかえる。激安の缶ジュースでも入っているのか、小型の冷蔵庫も置かれていたり、、完全なちょんの間ですなぁ。
「旅館 都」
この都も、玄関開けてすぐのところに、炬燵が置かれて昼間のヤバめな女と男が座っていますよね。客待ちか、、普通の神経していると先ず入ろうとは思いませんよね?
「さんご」
ここも昼間は何食わぬ顔で住宅地に紛れ込んだやつか。白々しいが夜はしっかりちょんの間ですわ。
何かやましいことでも行っているのか。二階の雨戸も締め切られてんな。外からはやり手ババアの姿さえ見られない。
「松の家」
うわ〜、ここも現役の遊郭ですか。昼間は誰もいなかったが、夜はこの通り客待ちですか。。それともこれがホステスなのか、、ただ、昔はホステスだった。ということも珍しくないのでね。この業界。
さて、漆黒(四国)の闇「玉水新地」は如何だっただろうか。思いの外、激安で楽しめたりもするので、“通”は堪らないスポットかもしれない。細々と営業が続けられていて大丈夫か?と思うこともあったが、中年〜初老客を中心に一定数はいるようだった。あなたも一度覗いてみては、、
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(2019)