全国裏探訪取材班は、北海道空知地方・石狩平野にある重要都市「岩見沢市」にやってきた。この岩見沢市は、かつて石炭で栄えた町だ。石炭とか聞くと一気に何かノスタルジーなイメージになるのは取材班だけだろうか。岩見沢のすべては無理でも、繁華街に男っぽい街並みはあるのではないかと、途中下車した。
「岩見沢駅」
石炭だけなら、まだ美唄や三笠、夕張などがあるのだが、この岩見沢はそれらの町と北海道の港湾部を繋ぐ交通の要衝としても栄えた。現在は、函館本線、室蘭本線のみになってしまったが、往時はそれに加え幌内線、万字線と4線の路線が交わる鉄道の街でもあった。
「ばんばの像」
そんな広大だった岩見沢駅構内には、ばんば(そりを曳く馬)の像があり、かつていかにも工業的な町でもあったのかが偲ばれる。かの有名なばんえい競馬場も岩見沢に在ったり・・男たちの重労働な炭鉱に、賭け事、と来ればあと想像できるのはひとつ。色気。なわけですよね。
早速取材班は、駅前の通りを繁華街方面へ向かう。
駅前通りをある程度進むと、4条通りに出る。ここには金貸しのスポットやパチ屋などがったり。いかにもそれっぽい街並みになってくるわけだ。
「ナイトシアター ニュー リンカーン 飲んで 歌って 踊れる 憩の場」
科にも昭和風情なナイトシアターがありますね。飲み放題でなんと2000円。しかも持ち込みも自由だったりいろいろやりたい放題な店っすね。この看板のフォントもイカしてるな~マニアは堪らなそう。
んでこの大通りから、建物のトンネルをくぐり先にはなにやら飲み屋街か何かが見えますよ。奥は細道なんて何かのギャグですかね・・
そのトンネルをくぐると、なにやら飲食店があるのだが、入り組んでいる為日中でも暗い。
雪が積もると雪をストックしておく場所がない為か、家主か店主かが必死に雪かきをしていた。北国って厳しいんですね。そんなに儲かってなさそうだし。
「夕霧小路」
そんな細くて小さな路地裏はどうやら夕霧小路というようだ。どうやら取材班は逆から入ったらしい。
夕霧小路の近くは、岩見沢市街地の中心部らしく歩行者も結構いたりする。
「であえーる岩見沢」
なかでも1988年(昭和63年)に建てられた再開発ビルは当初、西友などの大手資本が入っていたようだが、国道沿いに新市街地が完成し、旧市街は儲からなかったのかすぐに撤退。今はであえーるとか言うけったいなネーミングの施設になっている。
「中華料理 再来軒」
中央の核テナントであえーるの次は再来軒ですか。どちらも人とのつながりを彷彿とさせるネーミングですな。てかよくよく調べてみると2000年(平成12年)以降人口が減少しており、その主な要因は札幌への人口流出だ。であえーる(出会える)とか再来とかそんな人口減少への歯止め意味が込められてるんですかね。
さて、ここは岩見沢の表の中心地なんですけど、この更に裏手には今回取材班の目的地「三条遊郭」跡らへんというのだ。次回見て行きましょうかね。
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(2019)