全国裏探訪取材班は、別件の仕事で秋田県仙北市角館に来た。東京から東北・秋田新幹線で3時間強。角館と言えば中世、徳川・上杉・毛利・前田・島津と共に豊臣六大将と呼ばれた佐竹氏の分家、佐竹義隣が江戸時代初期に当地を統治。秋田の小京都として大いに栄えた。
「焼鳥 餃子 焼肉 ふくや」
取材班が、この角館駅周辺を探訪できたのは夜になってから。駅から徒歩10分ほどその武家屋敷方面に歩いて行ったところに旧市街が広がる。こんな昭和のジオラマに出てきそうな焼肉屋も健在だ。取材班は既に居酒屋で食事をしていたので飲み屋を探す。
「ブティック コマツ」
そうこうしていると、通りから少し入る路地に怪しい色の渡し看板を発見。お、ここですね。今回の紹介のスポット。
「富士通名店街」
その名も、富士通名店街。富士通と言えばパソコン!?と思うが、ここは全く関係ない。しっかし暗いな。北東北の闇に映えますね。ムラサキの行燈が。
「SNACK こんぱ」
いまどきネオン看板。“富士通”という名前ではあるデジタルサイネージを採用している店は皆無。
デジタルとは無関係なアナログバラック街が並ぶ。もしや良店かと、取材班の一人がじゃんけんで負けてwこの辺のスナックに面白半分で突撃したのだが、中は動物園状態だったという。やっぱそうなるよな。結構ヤバかったらしい。
「和食 しぶや」
しんまちビルとかいう飲食ビルに取材班は行ったのだが、数店のみやっており他はどこも開いていないようだ。ライト付いてる店も全然やってないし。何が地方創生だよ・・
めぼしい店がない為、新町ビルを後にするが目の前にはズタボロの家屋が。
2階を覗いてみると窓が開けっぱなしで、洗濯物ルームになってんな。
「紅」
こっちは何か地元のスナックだろうか。民家に謎の屋号が張られてんな。怪しい・・
取材班はまた富士通名店街へと戻った。暗い中色々見て回っているとかなり年季の入った飲み屋かなんかがあった。
「営業所の名称 かっぱ 営業種別 大衆酒場」
と言ってもやっていないのだから、どうしようもない。他をあたろうと思ったのだが何処もやっていないので、ラーメンでも食って帰ることにする。
「角の館ラーメン」
取材班が来たのは坊々という店。B級グルメにも満たない特徴のない普通のラーメンだったが、まぁマズくはなかった。
あまり広い飲み屋街ではなので今回はこれで終了。仕事で訪れた武家屋敷よりも魅力的に映ってしまうのは取材班の性格ゆえか。何れにしてもこの名店街の先は長くないだろう。
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(2018)