全国裏探訪取材班は、少し前に取材で青森に行った際、青森駅前の安ビジネス宿に泊まった。珍しく早朝に目が覚め、何かないかな。と周囲を見渡すと、なにやら古びた商店街に店を出していることに気づいた。取材班はさっそく出かけた。
「青森県観光物産館アスパム」(三角屋根)
青森。それは本州最南端の都道府県であり街でもある。冬だったので鉛色の空が印象的だった。
取材班は青森駅に出ると、終点青森に関わらず北に線路が伸びている。
鉄道マニアならすでにお気付きだろうが、この青森駅は1988年(昭和63年)に青函トンネルが開通するまで“青函連絡船”と言う青森と函館を結ぶフェリーが存在した。
「青函連絡船」
そのフェリーは、特殊な設計になっており貨物列車などから荷物を積み下ろしせずとも編成のまま船に積載できるようになっていた。
「八甲田丸」
今でもメモリアルシップとしてその雄姿を今に残している。中は博物館だ。
廃列車も展示していたりするが、もう廃列車としての役割も終えようとしているようだ。
「ヨ14493」(表記は4493)
こんな古い車掌車も保存展示されてたり、往時の雰囲気を少し伝えている。ここに展示されている車両はもう潮風に晒されズタボロの様相だ。ズタボロと言えばツッカケひとつでカメラを横切るこの生命体もなんか一人でぶつぶつ言ってたな。
ここが岸壁線の最北端だ。岸壁北まで結構歩いたので、かなり最果てまで来たような感じだ。すこし話が横にそれてしまった。元に戻そう。
「ニコニコ通り」
青森駅からまっすぐ伸びる新町通りではなく、「アウガ」とか言う再開発ビルの南側に大通りに並行している通りが、ニコニコ通りだ。
この薄ら笑いのニコニコマークの商店街の目印だ。それにしてもこの表情、敵なのか味方なのかわからん・・
この古びた商店街には個人店が多く立ち並び、この「古町」一帯朝市を開催しているという。
「たてやま商店」
こちらは果物屋だ。果物と言ってもミカンやバナナ、ぶどうなどは殆ど無くあるのはりんごりんごりんご(!)このへんは流石青森。すばらしい。
「株式会社 青森魚菜センター 本店」
ここは一般的なガイドブックにも載っている「のっけ丼」で有名な市場。実質観光客向けなので裏探訪取材班は見向きもしないが、ビギナーはいっても良いかもしれんな。
「玩具・花火・菓子卸問屋 小笠原玩具店」
今でもこんなレトロな卸問屋ってあるんですね。すげーレアかも。駅前から延びる新町通りと違いニコニコ通りはかなりクラシカルな印象だ。
とりあえず、ガイドブックに載るような所ばかり案内してもしょうがないので、裏探らしく、次回は地元民のエリアに入っていこうかと思う。
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(2013)