全国裏探訪取材班は、広島中心部最古の旅館であり、現役の遊郭建築である「一楽旅館」に来ている。前回2階の松の間へ入ったので今回はその続きを見ていければ。と思う。
「松」
部屋にキーはもともと無く、旅館として運用しだした後年になって取り付けられた感じだ。
あまりに脆弱な鍵の機構のためあっても無くても変わらんと思うが、、セキュリティ!とか、プライバシー!とか過度に言う奴は来ないでほしい。そをな奴はビジホにGO!
「領収書」
今風の設備はないが、今回泊まったのは4000円の部屋。他に3000円台の部屋もある。激安だな。
最近はダイナミックプライシング導入で高かったらシングル8000円から下手したら10000円超える広島市内のビジホなのだが、ここは常に一定の価格設定。最古で最高な遊郭旅館なのである。素晴らしい。
かつてはこの鏡台の前で、娼妓が白粉で身支度していたのだろうか。そのような、想像を掻き立てられる。大袈裟かもしれんが、鏡がタイムトンネルの入り口のように感じた。
これは打って変わり、夜の松の間の様子。現代は明るい蛍光灯が部屋を明るく照らす。シンとした、空気が取材班に忍び寄る。
床の間の収納には、もう1人用の布団が適当に入っていた。
床の間に相当するサイドには小窓が。ここから娼妓は客の到着を待ってきたのか。床の木に染み付いた足跡にそんな想像をしてみる。
そんな想像をしながら、この敷かれている布団を見る。やはりタイムトンネルを抜けタイムトラベルしたかのような錯覚に陥る。ただ、眉に唾を付けてよく見ると娼妓は当然寝ていない。
入り口に目を向ける。その横には襖があるように見えるのだが、、
そこを開けると・・中にあるのは・・
風呂だ。この松の間の直下の竹の間にも風呂はあったよな。豪華なコーナールームにはもしかすると風呂が標準装備なのかもしれん。ただし近年コンクリートで修復した跡はあるのだが、今は供用されていないのが残念だ。
男女が裸になり客の汗を流していたのだろうか。そんな歴史はもう戻ることはない。
浴室の窓に関しても遊郭特有のそれである、縦長の格子窓だ。
松の間、いかがだろうか。取材班は皆最高!最高!と言いつつ一楽旅館を楽しんでいた。次回も別の部屋を見ていこうと思う。
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(2019)