【妖艶の】完全に往時の雰囲気!広島市銀山町界隈の旧東遊郭「一楽旅館」に宿泊。【現役旅館】(4)

全国裏探訪取材班は、広島市のかつて存在した東遊郭当時から存在する「一楽旅館」にチェックインした。一階の中庭には鯉が泳ぐ吹きぬかもあった。とても素晴らしい作りだ。さて今回は、個々の部屋も見ていこうと思う。

「竹の間」

まず最初に取材班が訪れたのは一階の竹の間。

その名の通り、早には竹材が使われている。なるほど。

竹の間に入った時の感じはこのようなイメージ。角部屋なのでそれぞれの面から立体的に外光が漏れこむ。

こちらが竹の間の入口側。今は近代化改装がされており、液晶テレビが配置される。まぁ今はただの旅館だもんね。

天井を見上げると、2段に分かれそれぞれ別の素材が使われている。いわゆる織り上げ天井のようになっている。少し豪華な感じがするな。さすが角部屋の作りだ。今風に言えば“コーナールーム”とでも表現できるだろうか。

「御手洗」

そしてこの部屋の特徴は、御手洗が付いていること。これは長期の滞在にはありがたい。一々共用部分まで行くのはダルイからな今も昔も。

タイル張りの和式トイレなんて近頃めっきり見かけなくなりましたよね。もしかすると最近に若い人は使い方(用便姿勢)を知らないかもな。

で、さらにミドルクラスの“竹”クラスになると御手洗以外に、風呂場まで標準装備。これはなかなか当時としてはお大尽な装備だな。シャワーは後付けの形跡があった。

 

照明もこの通り。壁がピンクに塗られているのは当時からか当時からの名残なのか。照明が点くと空間が赤くなり、男女の密室空間を引き立てるのかもしれん。想像しすぎかもしれんが・・

北側から。これが竹の間を外から見た感じ。自動車のフロント部分から建物1階右下部分が竹の間だ。今は見ての通り、一見遊郭とは感度が低い人間ならばわからない。そんなその他に隠れるように一楽旅館は佇む。

こちらは同じ竹の間を道路側から見た部分。エアコンの室外機がつけられている。窓下の小窓も凝った意匠だよね。

外に出たついでに他の外観を見ていこうか。こちらは、南側から見た模様。オーナーに話を聞くと、左右で色が違うのは、実は左の交差点に面したベージュの部分が一番最初に建てられた母屋というか本館。で、右のダークの部分が後から建てられた拡張部分だという。

まだまだ紹介したのは1階の一部屋だけなので、次回はもっと見ていこうと思う。や〜たのしい。

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(2019)