全国裏探訪取材班は、徳島のアンダーグラウンドゾーン「秋田町遊郭跡」に来た。ここは表向き?は遊郭“跡”というカテゴリになるのだが、実際ここを歩いて回るとどうも様子がおかしいこと気づく。
さっそく町を歩いて行こう。基本的には戦災を経験しているので縦長の碁盤の目のような町割り。戦後の赤線以降は例に漏れず、売春防止法の施行を受け壊滅。したかにみえたが、赤線現役時代の建物を利用し、細々と赤線の遺伝子を残しちょんの間として営業し続けているという。
徳島は土地が低いのか、海抜が1.5メートルとなっている。これは、南海大地震の津波が来る前に見ておかなければならない。
「シンチ」
戦後の赤線時代は「南新地」という名前で復興し商売を再開したようで、今でも電信柱をみるとシンチの文言が。実際関係あるか無いかは知らないが、あながち無関係でもなさそう。
さっそく目につくのは、かつては現役だったであろう建物が点々といくつも残っている。
取材班は屋号を確認するべく近寄ったが、経年劣化で文字が消え判別できなかった。
この辺の建物は飛田新地ほどの妓楼感はないものの、こんな感じの建物が両側に連なっていたんじゃないかな。と容易に想像できる立ち方。外見は、決まって摺りガラスなどの中の見えにくい引き戸が1階にある。
2階部分は遊郭などではお決まりの装飾が施される。ここから、商売女が通りを見ていたのだろうか。
また、それらしい物件を発見。外壁材はここもいい感じのサビれ方。奥屋根上の物干し台が完全に昭和だ。かわちやの看板との相性もグッド!
当然のようにこの物件も引き戸ですりガラス。2階も少し妓楼の面影を残す。特徴に気付くと少し異様な空間に見えてくる。
ただ、何も知らない最近の人類が普通に街を歩くと、昭和な雰囲気な住宅地だな。と、2分くらいで通過してしまうこの旧赤線南新地。
こちらも屋号は何だろうか。判別がつかない。詳しい読者が居れなタレコミ願いところ。
引き戸・・
一般の住居出入口と、引き戸の出入り口。これは商売が終わった痕跡なのか。そういえば今はこの大通りに集中しているちょんの間のエリアだが、かつては複数の通りがあったようだが、近年規模が縮小されこの通りだけになったようだ。
次回は動画も含め、商売中の店の様子も合わせ見て行きたいと思う。どうぞ、お楽しみ下さい。
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(2019)