全国裏探訪取材班は、「市営基町高層アパート」をの内部を見るためにエレベーターホールまで来た。今回は動画を交え、物件共用部を見ていこうと思う。ますば動画をご覧いただこう。
「市営基町高層アパート」
一先ず、動画をご覧になりこの市営基町高層アパートの規模感などはご理解いただけたのではないだろうか。
エレベーターは基本、偶数階に停止する。これを見ても特殊な構造なのがわかるな。
「エレベータの中で つばをはかないで 下さい。 イヤダ」
物件の構造が特殊なのもわかるが、どうやら“特殊な”国籍などの住人もいるようだ。うーん。
「12階エレベーターホール」
エレベーターを降りると、エレベーターホールは開けており、直上の13階にはエレベーターが停止しないことを物語る。
この営基町高層アパートの18、19、20棟はそれぞれ巨大なため、棟は複数の“コア”として建物の躯体としてはそれぞれ分離されており、共用部廊下で連結され一つの棟をなしている。
偶数階の共用部廊下の一例。ここだけ見ると一般的な古いマンションの様な佇まいだな。ま、古いのでドアや壁が薄く、防音とかはあまり配慮していないのがお分かりいただけるだろうか。
住居入り口はライトブルーがくすんだような色合いで塗装されている。この寒色系の色合いが余計に寒々しさが強調される。
「被爆国首相よ 8月六日9日を 人類総ザンゲの日として 休日に制定せよ」
またほとんどの住居にこのような文言が描かれてた表札が貼られてんな。自虐でザンゲとかなんとか言ってるのに最後「せよ」と命令口調のようになっているのが、どことなく共産党とか社民党のようなイメージだよな。それか、沖縄の新聞社か。奴らのよく主張する日本だけが悪かった。パターンか。
おっと話が横にそれてしまった。この、偶数階にしかエレベーターが止まらない理由は、このように、偶数階にしか通路がなく、奇数階は見てのとおりフロア全体が住居となっていることが分かると思う。なるほど、こういった構造で少しでも住居占有部の面接を稼いでいるんだな。
奇数階住居へのアクセスは偶数階から上に伸びる階段を上っていく。それにしても狭いな。ピアノとか大型家財道具はまず搬入不可だな。ま、そんな高級品を買う住人はここには住まないか。ただこういった涙ぐましい綿密な構造が戦後発生した原爆スラムの無数の不良住居を一層したのは事実なんだよな。
奇数階の住居への入り口は占有部中心にあるため、かなり変わった構造になっているのは容易に想像できる。だって普通のマンションならキッチンとかトイレとかがある位置に玄関があるわけだから。
「高層棟3K住宅」(広島市HPより引用)
代表的な間取りでこのような感じだ。シェア各部屋を完全に仕切ればシェアハウスみたいになる感じだ。
さて、次はいよいよ〈特別編〉として占有部内部を見ていこうと思う。
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(2019)