全国裏探訪取材班は、新潟市の衛星都市「新津市」に来ている。鉄道の街としても知られる新津だが、今回ここに来た理由はここに石油臭が強烈な「新津温泉」たるものがあるらしい。早速取材班は現地を探訪することにした。
新津駅から徒歩10分ほど、住宅地を通りつつ現地に到着。この辺は江戸時代より「新津油田」として栄え、1917年(大正6年)には日本一の産油量となった歴史がある。最盛期にはこの辺に石油採取の櫓が立ち並び活況を呈していたようだ。
当然裏探取材班が訪れるようなDEEPスポットなので、都会によくあるおしゃれなスーパー銭湯みたいなものではない。これは、どう見ても民家やんw
「新津温泉」
ただその外観にはきっちりと看板が掲示されてるな。この新津温泉は、油田採掘のボーリングをしていると、偶然温泉を掘り当てたという。なるほど。強烈な石油臭をテイスティングするとしようか。
設備が調子が悪いのか、いろいろ注意書きが書かれてるな。ただ最後には「掛け流し源泉100%のみ」としっかりと記載されている。どうやらいろいろ書かれているが泉質自体は問題ない様だ。ちなみに営業時間は「朝八時から夕七時まで」となる。
受付で料金300円を支払いいよいよ館内へ・・
これまた館内に入るや否や、裏探訪的なB級感がさっそく襲い掛かってくる。3世代ぐらい前の公民館的な。潔癖症はあのスリッパを見た瞬間無理かも。
館内は照明はなくどちらかと言うと昼でも暗いイメージだな。ズタボロ旅館のような雰囲気を想像すればわかりやすいな。
ズタボロ旅館。と表現したがそれはあながち間違っているわけでもなく、こういった個室?の休憩所みたいなものが館内には数か所あるようだ。といっても、運用がされているわけでもなくこの通り。
家族風呂と思しきスペースもあったり、もしかすると開業当初は家族風呂なんてなかなかハイカラだったのかもしれんな。ま、今となってはしみったれた生活感丸出しの光景になっているわけだ。
先ほどの入口から、浴場の建物まで行くまでにこのうような廊下を通過していく。新津温泉が一般的な入浴施設ではなく、他人の家庭におじゃましたような雰囲気が味わえるな。この左側には老人のたまり場の大広間がある。
次回はいよいよ浴場へ行く。石油臭どんなものか非常に楽しみだな。
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(2014)