【オートレストラン】時が止まった激渋レトロ「公楽園」の「特別室」に泊まる。【モーテル】(4)

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全国裏探訪取材班は、新潟県の国道116号線ロードサイドに「オートレストラン」と「モーテル」を展開する「公楽園」に来ている。今回はその特別室に泊まれる事になったので、その部屋をお伝えしていこうかと思っている。

「3(特別室)」

ここが例の特別室だ。さっそく入っていこうと思う。

特別室に入るに。思いのほか清潔な感じだ。もしかするとその辺のラブホテルの喫煙室よりも幾分ましではないのか。と思うほど。

特別室のしつらえだが、やはり思いっきり時代にそぐわないゴージャス感だな。シャンデリアとか革張り風の2客の椅子が高級感を醸し出している。ガッツリ1970年代と言った感じで悪くはない。

天井に輝くシャンデリア。

こちらがベッド。シングルが2台並んでいる。シーツも清潔で申し分ない。掛け布団が真ん中の空いた純日本風なのがミスマッチな気もするが・・

「ホテル 公楽園 3」

ソファの間にある木製のテーブルの上には、ひまわり型の灰皿があるな。それにしても思いっきり時代錯誤な灰皿だな。キーホルダーは昭和風のあの透明のスタンダード仕様。

これは何だろうか。思わずDQNの乗る3世代前の高級セダンの室内をデコって加飾する木目のような柄。なのだが、これは当時から現役の本物のようだ。なるほど~これが当時のTHE高級。だったのか。

中を開けると、ハンガーのアソートが6本と、タオルセット、浴衣が入っていた。ロングコートとかダウンジャンパーだったらどうするんだろう。と思が昭和50年代はそんなもん一般的には無かったのかも。

 

視線を下に向けると、冷蔵庫と食器?があるな。

「電話のご案内」

部屋にはフロントを呼び出す真っ赤なアナログ電話が置いてあった。いかにもプラスチッキーな電話は昔親戚のオジサンの家に置いてあったような準レトロ仕様だ。電話台の下の小物入れの合皮扉にある花の模様のエンボスがこれまたシブいな。

「エアコンコントローラー」「LIGHTCONTROL」

現在エアコンは集中空調方式ではなく、壁掛けに換装されているが、エアコンはボタン式、照明はツマミ式と見事なコンビネーションだな。

「洗面台」歯ブラシと、カミソリが置かれている。

泊まる決断をする前は、外見からしてちょっとアレなイメージだったので、宿泊が不安だったが、この部屋に入るとそれなりにホテルとしての基本が成り立っていたので少し安心した。

 

続いて浴槽。現代的な設備を付け足し付け足しで改装している感じだ。浴槽はそのままなのか、茶色の風呂垢がこびりついてるのは開業して40年ほど経過するから仕方ないか。

洗面所と玄関の間にある、明り取りのガラスも昭和仕様だな。この柄流行ったよな。すばらしい。

取材班は就寝前に、夜の公楽園をパチリ。雰囲気あるな~と感心。1階は労働者や旅烏のパラダイスだけあって煌煌としているな。流石公楽園。不夜城だ。

そして一夜を過ごした取材班は、翌朝浴室から越後平野を見る。公楽園裏は一面の越後平野。青々と田んぼが広がっていた。

 

特別室の主役のシャンデリアも、日中はこの通りだ。

実は取材班ここへは季節を変え2度立ち寄った。冬はこの通り更らに寂しくなる。ただ24時間営業の公楽園の灯は落ちることがない。

このように旅情を感じさせるオアシスとして。空腹を満たすオートレストラン。そして、旅の見方である激安モーテルとして。これが一度で叶うのである。これからも現役で居続けてほしい。国道116号線「公楽園」。覚えておいて損はない。

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(2016)