全国裏探訪取材班は、若者に人気なお洒落エリア「湘南」に来ている。最近はそんなエリアなので開発が進み、藤沢駅前も例外ではなくマンションが林立している。
そんな駅前の一等地に今回行くズタボロバラック酒場。「飲食朋友会」というものすごいレトロで怪しいスポットがある。
マンションや開発が進むエリアのど真ん中に取り残されるようにある。このアーチ形の入口が、この先のタブーな空間の存在感をより増長させている。
かつてどんな物が掲げられていたのだろう。そんな今となってはどうでもいい想像が膨らむ。現役当時の古写真がある方はタレコミ願いたいところだ。
「すなっく 小のぶ」
手前に入り口が妙な郷愁を誘うな。おそらくもうやっていないだろう。
「ステルナ」
人間に血で描いたような恨めしい看板はマナー違反をする人間の心理に少しばかりの恐怖を与える。なかなかセンスのいい警告看板と言えるかもしれない。
スナック小のぶ前には、井戸ポンプと消火器。こういったオプションがさらに戦後飲み屋街の雰囲気を増すよね。
取材班はゲートの中へと突入。
中に入ると、このバラック酒場はほぼすべてが死んでいることが肌感覚として伝わる。それくらいネガティブな雰囲気だな。廃墟というかホントに戦後バラック酒場って感じだな。
とはいっても、ここには今にも持ち主の洗われそうな原付自転車や自転車が止めれているな。
この建物自体は2階建てで、1階は店舗区域2階は倉庫や住居を兼ねているような造り。それが横に4件ほど連なり、それが中央の道をアーチで挟み、東西に並行して2棟あるようなイメージだな。
実際建物はもうすでに寿命を迎えており、天井からの雨漏りはもちろん、窓の冊子は外れ今にも崩壊寸前。一面のトタンは茶色く変色し、たぶん震度5強でアウト~!となるな。マジで危険な状態だ。
サッシ上部の軒ももうすでにない。一階の軒がなくなるのももう時間の問題かと。
「私は神だ」
そんな落書きをする奴に限って、たいていショーも無い奴なわけだよな。上に掲げる「清酒 祝瓢 やなぎ」というのも渋くていい。
「清酒 黄桜 やきとり ひとみ」
酒造メーカーが仕入れてくれる店舗に看板を提供するので、その代わりに酒造メーカーのロゴを入れるわけだな。それにしても清酒祝瓢やここの清酒黄桜。年代的に日本酒のメーカーが多いのが分かるが、どっちも京都の酒造メーカだな。たった2例で関連付けるのもあれだがなんか京都に縁があるのか・・わからない。
今日は疲れたので、また明日更新させていただく。さてスナックにでも行ってくるか。
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(2018)