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全国裏探訪取材班は、霊園のほぼすべての墳墓が無縁墓の「隈山墓地」を訪問している。前回までは写真で色々お伝えしたんだが、今回はさらにその雰囲気も読者の皆様にお伝えすべく、映像をご覧いただこうと思う。先ずはこちらをどうぞ・・・
http://uratanbou.com/wp-content/uploads/2019/02/kumayamabochi01_01.mp4
隈山墓地の映像はいかがだっただろうか。基本的に現代の墓地と言えば、グレーの色をしたピカピカの御影石が整然と並ぶようなイメージがあるが、ここは遊歩道に無縁墓がランダムに点在しているような感じだ。

当然殆どの墓石は表面がマットになっており劣化が進行。手入れされた様子はない。

このようにたまに、手入れされた墓もある。

かつては木々が生えていなかったので、墓地らしい姿だったのかもしれないが、今は木々が成長し、暗い雑木林の中に墓があり、不気味な様子にもなっている。

肝試しにはうってつけ。といっても、取材班は誰一人として墓が怖いと感じるスタッフはいない。むしろ供養され成仏しているので、良い霊が賑やかに居る。というような印象を持つ。という考え方もできよう。

前回紹介した公示看板もあちらこちらにあるが、地盤が脆い為かこのように根っこから倒れてるな。

そういやこの公示公告は“墓地埋葬法”という法的根拠があり、墓地の管理費の未納やそれに伴う放置が続く場合、公示看板の設置や官報にその旨を掲載し、その日から1年経っても連絡がない場合は改葬できるとの決まりがある。改葬と言っても無縁墓地に送られるわけになるのだが・・

ただここの場合は、この公営墓地自体が無縁墓地みたいなもんなので、この看板が設置されている。ただよく文章を見てみるとこの公示がされたのは「平成17年10月13日」となっているので、現在は平成31年なので期限の1年はとっくに経過して10年以上たっているよな。それでも管理者からの連絡はほぼ皆無に等しい。

だからと言って、行政側もなかなか改葬には一歩引いてしまうところがあるという。改葬と一言で言っても、基本的には所有権は管理する個人にあり、墓地埋葬法があったとしても、墓というその特殊な特性で改葬は難しいという。

改葬と言っても江戸時代に埋められた土葬のような物だった場合、今回のように人骨のような物が出土するだろう。もし行政がそのようなことになった場合は、一応警察のも届けなくてはならないし、それにこれだけの墓をその処理をしようとしたら、手間だけでもものすごいな。

と言っても、これからは多死社会になっていくので公営墓地の運営者である行政もしっかり新規の墓地設置のため改葬も進めて行かなくてはならない。なかなかめんどくさい様だな。行政もそうなることは分かっていたのだから、今まで事を後回しにしてきた行政の怠慢なんだけどな。
この隈山墓地に関しては第3回くらいで終わる予定だったんだが、あまりにも無縁仏が多いので第4回目が最終話になります。
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(2019)