【雅な金沢とは真逆な】繁華街片町にある地下街「ブラザービル地下街」【薄暗い地下街】

全国裏探訪取材班は、加賀百万石の「金沢」に来ている。金沢と言えば殆どの人が雅な街、趣ある茶屋町、三大庭園兼六園、金箔、温泉などのポジティブなイメージをお持ちだと思う。ま、そんな観光客のような思考は裏探訪取材班は持ち合わせていない。今回もDEEPな日の当たらない裏の世界をお届けするとしようか。

その金沢と言っても、今回取材班がやって来たのは金沢の繁華街「片町」地区。そんな一角に面白い物件を見つけた。

「ブラザービル」(写真中央左)

犀川大橋と片町交差点の間に、なんてなしの普通の雑居ビルのようだが、このビルにはなにやら地下街を見つけた。さっそく文字通り潜り込もうか。

「ブラザービル地下街」

ブラザービル周辺の雰囲気だけ見るとかなりの都会のような気もするのだが、その一角にこのような地下への入口がある。このフォントはなんといたらいいのかわからないが、とにかくレトロ。4つの矢印は何を表してるんだろうか・・とにかく下へ。

半分下りてきたぐらいで上を見る。北陸位置の繁華街なだけあって人通りは多いが、下りてくる人は居ないな。

「加賀の女 カラオケスナック 和」

加賀の女。雅なイメージなのでしょうかね。地下の隅には他のビルへ延びていた?延びるための準備工事?のような造りになってるな。今では室外機で通せんぼですが・・・

「たべる店 いらっし きまっし」

出ましたよ、“金沢言葉”全開だな。標準語訳で「食事の店 おいで 来なさいよ」みたいな感じか。現役でやってないのが惜しいな。さぞ、金沢弁丸出しのおばちゃんが”おいでたにちがいないっし”(笑)

「すたんど たけ」

それにしても、統一感のないフロアだな。結構殺伐とした感じもするな。

「裕」

 

「志ま」

どの意匠も凝ってはいるんだが如何せん殆どやってないため、場末感半端ないな。何が地方創生やねん。

「営業のご案内」に向かっていったが・・

「ガード下」

やってない。雰囲気がいいだけにもったいないよな。ここももう時代の問題なのかもしれん。肉眼では見納めになるかもしれんな。

すげー所に室外機・・・でも稼働せず・・

 

別の階段からもアクセスできる。

「地下街のご案内」「―ありがとうございました―お帰りの際はお気を付けてお帰りください ブラザービル 豊和」

一応やっている店も数店舗あるようだ。こういって地下街が、隠れ家的でハイカラな時代もあったんだな。取材班はそんな時代を誰一人として体験していないが、今この「ブラザービル」で体験できたのは貴重だったのかもしれん。新幹線が通じてこれからさらに発展して生まれ変わってしまう日も近いかもしれない。金沢観光する人は、繁華街から近いのでぜひ訪れてみては。

#石川県 #金沢市 #レトロ #スナック #飲食街 #放置プレイ

(2016)