【能登半島の】多種多様な信仰。舳倉島を一周する。【先の先】(1)

全国裏探訪取材班は、石川県を取材している。最近は「石川県」と言ったら、北陸新幹線も金沢まで開業したので皆さん良くご存知かもしれない。ざっと解説すると今回の取材場所は、その石川県で北へと突き出している「能登半島」。ここはかつて、石川県の“加賀国”とは独立した“能登国”だった所だ。その能登半島のさらに先の孤島をレポートしたいと思う。

参考地図。この縮尺では島自体も表示されない。

「輪島港」

輪島と言えば「輪島朝市」が有名。その準備だろうか老婆がせっせと魚をさばいていた。

ここ、輪島港から一日一往復船は出発する。なお冬季は海があれるため欠航になることもしばしばあるようだ。取材班は冬季だが運がよく海は凪いでいて通常運行だった。

「へぐら航路(株)」

ちなみにダイヤは夏季3月から10月は輪島0900発-1030着舳倉島1500発-1630輪島着。冬季11月から2月は輪島0900発-1030着舳倉島1400発-1530輪島着だ。あとたまに、行ってすぐに帰る、突き返し運行があるため注意願いたい。

「ニューへぐら」

進水 平成9年5月23日、全長37m幅6.50m、深さ2.82m、総トン数 102トン、最高速力22ノット、航海速力 18ノット、旅客定員 119名、主機関1100PS×2基 高速ディーゼル機関、油圧クレーン0.95T(船首尾) 2台

島への物資だろうか。続々と積み込まれる。

「舳倉診療所 御中 市立輪島病院」

本土側の市立輪島病院から舳倉診療所の物資。島には診療所があり大体はそこで診察できるようだが重篤の場合は、ドクターヘリや漁船での回航となるようだ。

 

出航数分前までの荷物の積み込みは続けられる。

島民だろうか。約100人乗りの高速船だが、乗客は我々取材班含み数人のみ。あまりにもガラ空きの為乗客はカメラのことなど気にせず、皆横になって寝ている始末。お客は殆どが物資だろうか。かなりの量のコンテナを積んでいる。

これは帰りに撮影したものだが、乗船時間約90分。すると平地のみの存在感の無い「舳倉島」に到着する。

取材班が探訪した日は冬季にもかかわらず凪だったが、冬は海が荒れるため酔い止めを持っていた方がいいだろう。地元民曰くかなり荒れる日もあるという。

 

島に到着。ニューへぐら号からアームを使って荷物が降ろされる。船に積載されるアームの為とても不安定。時化た日はかなりシビアな作業になるな。これは。

次から次へ、荷物が揚陸される。

住人だろうか。コンテナが開くと一斉にお目当ての品を自家用車へ積み込んでいく。

自家用車と言っても3輪の自転車だが・・

 

自分の荷物を取ると皆すぐに退散。寒いから無理もない。

取材班も帰りの便まで3時間ほどしかないため、とっとと島を一周回ることにしようか。

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(2016)