全国裏探訪取材班は、すでに島自体が“裏”と化している「池島」を探訪しているが日が落ち、とうとう九州本土には帰れなくなってしまった。そこで今回取材班は池島に宿泊することにした。(おかげで皆様の投げ銭で泊まることができました。この場でお礼を申し上げます。)
「長崎市池島中央会館」
3階建ての鉄筋コンクリート造だ。公衆浴場で思いのほか長居してしまったので、催促の電話があると思ったが、律義に待ってくれていた。ある種の島時間があるのかもな。
「1階ラウンジ」
いかにも前時代的なサロンセットが目に付く。これは70年代だなw
「池島さんの炭鉱マン衣装」
なかなかうまい事エージングされておりリアリティがあるな。今ならば某アパレルメーカーのエアリズムみたいなハイテク素材なんだろうがそんなものは当時はない。あるのはひたすらの忍耐と根性だけだ。
夜が明けた。こんな外見だ。ちなみに宿泊料は3384円。これもかなり安い水準だな。これは「長崎市池島中央会館条例」という立派な条例で決まっているらしいな。
「和風 レストラン 仕出し 松寿苑 営業時間 AM11:00 PM9:00」
当然のごとく閉店しているな。営業していた時期は島一の高級店だったことは言うまでもない。
内部の様子はこんな感じ。学校のような造り。と言えば分かり易いだろう。
一応このような「調理場」もあるので、お皿や、コンロ、電子レンジまである。その気になればイノシシを捕まえてここで鍋。なんてこともできなくはない。いろいろ想像は膨らむが、取材班はカップ焼きそば。(投げ銭)
お湯が出るかは知らないが、中央会館内にも浴室があり水で体を流すことも可能。水が出なければ、調理場のやかんで・・も何とかお湯も調達できるw
衣食住の衣の洗濯機もこのように完備。オートマチックで家事が捗りますね。ちなみにこれらはシェアしなくてはならないので、そこはお気をつけて。オヤジと同じ洗濯機なんて嫌!とか言うような女はくれぐれも来ないでください。
中央会館の一階には大きな舞台もあります。廃墟マニアのカップルは市長の許可を取ってここで結婚式。なんてのもコレまた一興ですね。ちなみにここの空間には池島の資料等が豊富に展示されています。
次回は島の食堂などを見て行くとしよう。池島網羅のためまだまだお付き合いいただく。
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(2018)