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全国裏探訪取材班は、池島の中央部高台の「鉱員住宅群」を見に来ているわけだが、風の音しか聞こえないほぼ無人島を、取材班は島の野良猫のごとく徘徊している。
ところによっては、建物に近づくことすらも難しい物件もある。雑草が深く前進はほぼ不可能。写真のように車がほぼ天井まで埋もれてしまっているな。わずか10数年でここまで埋もれてしまう・・すごいな。
それに、団地沿いの道路脇には電線だけではなく、謎の配管も敷設されている。最初は工業の島なのでその関連ラインかと思っていたが、これはどうも港近くの火力発電所から出た廃熱を住人の湯沸かしや公衆浴場の熱源に使っていたらしい。実にエコだが、今となっては完全に無用の長物になっている。
ベランダのない鉱員住宅を北側から見る。お、確かに何かしらの配管が、家庭に供給されているのがわかる。それにしても映画セットのような蔦だな。
こちらもびっしりと蔦がある。う~ん。良く言えばジブリにも通ずる感じはしないでもないな。

「8階建て高層鉱員住宅」
先ほど映像でも紹介した低層・中層の鉱員住居群から西へ100mほど行くと8階建て高層鉱員住宅が現れる。最初は廃退感にあっけにとられ、近づくいてまじまじ観察するうちに興奮を覚える。すごいな。
昭和45年の人口ピークごろに建てられ、不足する住居を補うために高層化した。外見はなにやら変わったデザインとなっているようだ。よく見ると8階建てにもかかわらず、エレベーターがないことに気づく。これでは8階建ての住人が毎日悲鳴が上がるなw
ただ安心していただきたい。建設当時用地不足で斜面に建築され難工事だったかもしれないが、これは逆に良かった。
北側から見ると8階建てに見えても、南側から見ると4階建てに見えないだろうか。これは南側の斜面を巧みに利用し、1-4階、5-8階と下層上層のアクセスを分離し上層階の住人は斜面側の連絡橋からアクセスできるようになっている。地上からすると登る事による位置エネルギーは同じだろうが、精神的にはだいぶ楽だな。
8階建て高層鉱員住宅のさらに下にも住居群がある。当然廃墟だ。
最後に「8階建て高層鉱員住宅」の空撮映像をお届けする。軍艦島ほど潮風がないので朽ち行く時間はゆっくりかもしれないが、軍艦島のアパートのようになるのも時間の問題だろう。何十年後かにまたビフォーアフターするか・・。それまでサイトが続くように100円分でも投げ銭をお願したいところだ(笑)
次回は、池島の他の施設を見て行こう。
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(2018)