全国裏探訪取材班は、長崎県は西彼杵半島にある「池島」を訪ねる。この池島は一周4㎞の小さな島なのだがここには、2001年(平成13年)まで「池島炭鉱」があり九州最後の閉山だった。最盛期は7700人もの関係者が住んでいた。閉山してから17年が経ち荒廃が進んでいいるので「第二の軍艦島」といわれることもある。実際どうなっているのか見て行きたいと思う。
西海市「瀬戸港フェリーターミナル」から出航する。
「池島」瀬戸港からのターミナルからフェリーで30分ほどで到着する。高速船なら10分ほどで到着するという。また、神ノ浦港や佐世保からも出ている。フェリーに乗り中間地点くらいまで来ると池島が雰囲気からただならぬ島であることが分かると思う。 形は軍艦島(端島)に似ているがこちらの方がかなりでかい。
「池島港」に到着。オフシーズンだけあった乗客はほとんどいない。島の今の産業は殆ど無い様で、漁村もないようだ。
池島港に侵入するフェリーと後ろは「松島」。松島は池島より前から石炭の採掘があった。しかし1934年(昭和9年)年に54人が死亡する落盤事故が発生し島の殆どが閉山してしまう。
「池島港」
かつては「鏡ヶ池」といわれ、神功皇后が三韓征伐からの帰り道立ち寄られ、この水面に自分の姿を御映しになられた。その事から鏡の池。鏡ヶ池。ま、ここは池島なので池の一つぐらいないとね。
ただ、1957年(昭和32年)石炭増産による輸送力増強のため、池の地形を生かし池の一部を海と繋げる作業がなされ、港として整備さた。そういわれるとコンクリート造りの岸壁が少ないように思う。
池島に到着するとヤギ数頭がお出迎え。
池島港にある「港ショッピングセンター」。そのままのネーミングだなw上層階はしっかりアパートになり有効活用していそうだが、住んでいる人は居るのか・・でも、2階3階は窓空いてるのが気になるな。
「丸木ストアー」「ひろせ酒店」
奥に見えるのは「石炭積み出し施設」
ここはまだ池島の玄関口。上陸してみると意外に丘陵になっている。
「選炭工場」ここは下から見てもいまいちわからんな。上からだな。
これが選炭工場の真俯瞰写真。採掘した原炭はここで燃えない岩石と燃える石炭に分離される。砕いた原炭を水に浮かせ、岩石より石炭が軽いので分離していました。写真の丸い部分は利用した水を浄化する浄水器(シックナー)といわれる設備だ。
今の池島の全体を色々見て行きたいと思う。
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(2018)