【炭鉱街の光と影】三井三池三川炭鉱とその周辺の赤線地帯。【そのなれの果て】(5)

 

全国裏探訪取材班は、大牟田市三川地区を熊本県境までだいぶん歩いてきた。旧国道にはひたすら鄙びた景色が並び、少し道を入れば廃墟集落が連なる・・

人間の支配から離れ、ごく自然にありのままの姿に戻っている。

「三川公園」

誰もいない公園がある。その奥には・・

またまた廃墟が連なっている。右の藪を見てみるとさらにそこには・・

お寺があるわけでもないのに、墓地がある。不気味なくらい隠されたところにある。

この放置された墓は、炭坑で事故をした霊か、また、赤線の従業員の霊か。それは分からない。

「麻雀 三船荘」

こちらにも雀荘。やはりこういった炭鉱の町は“宵越しの金は持たん”主義なのでしょうね。正に、飲む・打つ・買うの三道楽が揃っている地区だな。その残骸を取材班はやじ馬根性丸出しで見に来ているわけだが。

こちらもスナックの残骸。出入り口が2つある。

「だいちゃん湯」

かつて巡業の際あの有名兄弟力士も入りに来たということだ。今はそんな活気ある街には見えないが。現に大牟田の人口は最盛期に比べ40%も減少している。栄枯盛衰か。

 

「スナック ニュー コロナ」

“ニュー”とかしびれるネーミングセンスだが、全くNewじゃない。肉屋の隣の雀荘のようにビニール看板が完全に“コロナ”(太陽)に焼かれ骨だけになっていますね。死んでいます。(笑)

「熱砂」

蒸し暑く砂利まみれの、炭鉱の中の現実をネーミングにしたのだろうか。一応やっていそうだな。

「寿司岩」

いたってドノーマルな寿司屋だが、この三川の街に配置されると、貫禄十分な佇まいとなる。一度中も覗いてみたいな。

1階のスナックと2階の純和風が妙に折衷している。やはり、妓楼だろうか。2階の格子を見ても赤線の雰囲気ばっちり。

 

近づいて見てみよう、扉の取り付け方、窓の配置、面の不均一。どれをとってもユークリッドの黄金比には当てはまらないが、絶妙なバランスだな。この不均一性が芸術性を感じる。二度と開かれることのないこのドアに哀愁を感じるのは我々取材班だけではないはずだ。

すぐ横には民家としての出入り口ももちろん完備。これまた渋いなw

そうこうしていると、早速自称弱者の見方の政党のポスターがたくさん貼ってある。こういうポスターを見るたびにここはもう厳しいエリアなんだな。と感じるな。

次回は三川地区最終となります。今暫しお付き合いを。

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(2018)