全国裏探訪取材班は、大分の隠れキリシタンスポットを巡っている。今回はさらにマイナースポットを見て行きたいと思う。
「甦ったキリストは 永遠の命を与える」
目的地は豊後大野市清川町伏野。そこを目指し県道を走るのだが、、あちらこちらに聖書配布協力会のものと思しきキリストの看板がある。
「罪の赦しを 求めよ 聖書」
よっぽど迫害されたのがムカついたのか、こんな看板がそこら中に・・今は自由なんで好きにしたらいいと思いますが、えらい挑発的だな。まぁどこかのKの国の1000年恨み続けるニダ!よりは幾分ましか。彼らは実際被害にあってるしw
ついに看板を発見。ここにも隠れキリシタンの墓地と言われる所があるらしい。
途中まで整備された法面を発見。左の道の奥から手前に自動車で走ってきたため危うく見逃すところだった。危ない危ない。
〔32°56’34.9″N 131°31’28.3″E〕
「伏野キリシタン墓 入口」
と、言っても、看板が出てるだけで、草木が生い茂りそこに道はない。一先ず退散か・・と思ったが取材班のひとりが持参した特殊な棒で草木をなぎ倒し始める。そうすると僅かな獣道が奥へと続いている。普通は入って行こう!などとは思わない雰囲気だが一応道はあった(笑)
微かに獣道のようなものが、奥へと続く。竹林と雑草が入交りものすごい量のクモの巣がある。装備を持たずに一人だけで入っていくのは無理だ。
少し進むと奥に、竹林に埋もれた看板が見えた。取材班は現場を捕捉し向かう。
〔32°56’36.0″N 131°31’27.1″E〕
「伏野キリシタン墓」に到着。
「村指定史跡 伏野キリシタン墓」案内板。
村指定となっているのでかなり前の案内板だな。その案内板には「足立氏の所有墓地であるが布施野一族の墓にも称せられ五○~六○メートル東方にも布施野一族のキリシタン墓がある。 二重あるいは一重の伏墓が約二○基ばかりあるが、いずれも刻名等はない 清川村教育委員会」と記載されている。実際どうなっているのか見て行こう。
肝心の墓は、う~ん。荒れ放題だな。布施野一族の墓とあるが、子孫が墓参りに来た形跡は全くない。仏ほっとけ!ってかw
「清右衛門・?」
一応少しばかり刻名はあるようだが、洗礼名はない。と言うか、布施野一族の“布施野”はこの伏野キリシタン墓の地名“伏野”のルーツなのかもしれない。知らんけど。
墓石の形からしても、キリスト系の墓石にも見えるし、仏教、とりわけ浄土宗系の墓にも見えなくはない。謎だな。調査が必要だ。
表示される案内板には「五○~六○メートル東方にも布施野一族のキリシタン墓」があると記載があるので、次回はそっちも合わせを調査したいと思う。ぜひお付き合い願う。
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(2018)