全国裏探訪取材班は、熊本の温泉地「山鹿」を取材している。前回は中心の共同浴場「さくら湯」などを見てきたが、今回はさらに周辺の「上市スナック街」へと進んでいく。
取材班は早々に夜の街を徘徊したかったのだが、別の仲間にさくら湯前のスナックに誘われて時間をロスってしまったため、取材時間が0時くらいになってしまった。もう少し早い時間ならばもっと賑わった空気をお伝えできたかも知れない。
「扇」
このスナックはすでにテナント募集の貼り紙がしてある。しかもこの看板、怪しいスナックや小料理屋に多いタイプだな。
「和風スナック 円」
この「上市スナック街」は元々遊郭として栄え、戦後も赤線でにぎわった。
「上市飲食組合会員店」
この地区には、1917年(大正6年)山鹿検番が設置され、本格的な遊郭として栄えだした。昭和初期には110名ほどの芸妓が居た。炭鉱で栄えた北九州からの客が多かった。
そこら中に「上市飲食組合会員店」の文字が見える。
「SNACK あいりす」
未だに一角には古い建物が並ぶ。
「十八才未満の方 入店お断り」や「暴力団お断り」や他様々な健全化推奨のステッカーが貼られる。これだけ貼ると逆に怪しさが増す気もするが・・w
「風俗営業所管理者講習受講済証 熊本県風俗環境浄化協会」何とも長いな(笑)
「クラブ すま」ここもステッカーたくさんw「すま」というネーミングもそうだけど、看板の意匠も渋いな。
「すなっく 現代」って、おいおい、全然現代的じゃないし。そもそも現代では筆で描いたフォント使わんし、そんなところにガスメータつけませんよ、、
上市スナック街の場所は、ちょうど共同浴場さくら湯と山鹿城址の間にある。スナック街の中心には道を二度直角に曲げた枡形が存在する。防衛の役割を果たしていたのであろうか。
枡形の場所には、神社があり地鎮している。神社とスナック、この妙な組み合わせがまたイイよな。
小料理屋風の怪しい建物を発見。どれどれ、近づきます。
「小料理 千鶴(ちず) 温泉通商店街」
やはり、怪しさ満点の小料理屋。だが、もうすでに営業はしていないようだ。残念。
遊郭色のある2階の格子がいい感じだな。出入り口にも何か貼られている。
「私の店は暴力団を拒否します ㈶熊本県暴力追放協議会 熊本県警察本部暴力対策課」「十八才未満の方 入店お断り」
最近まで営業をしていた感じがするな。まるで○×新地みたいな雰囲気だな。
「かなや旅館 温泉通商店街」
「ナイトタウン上市」
どこのナイトタウンを表しているのかわからなかったが、怪しいスナックの出入り口付近にポツンと看板が立っている。それがまたいい雰囲気を醸し出すんだよな。
山鹿のスナック街はまだまだ続く。
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(2018)