全国裏探訪取材班は熊本にて、先日別件の取材があり熊本市内にも立ち寄る機会があったのだが、その時の時事ニュースで「商業施設のトイレに赤ちゃん置き去り」との記事があり、取材班は・・“熊本”・・“赤ちゃん”・・赤ちゃんポスト!!とのピタゴラスイッチ的な思考で熊本は慈恵病院にあると言われる通称「赤ちゃんポスト」を見て来た。
「段山町停留所」
短絡的な思考だが、そう言うわけで裏探訪取材班はさっそく慈恵病院を目指し熊本市電段山停留所を降りる。
ここから西へ歩くこと15分ほどの場所にあるらしい。
鹿児島本線(左)と九州新幹線(右)の高架をくぐり現場へ急ぐ。
「慈恵病院」遠景。
いわゆる”赤ちゃんポスト”についてざっと解説する。赤ちゃんポストとは主に子供を産んだ母親が様々な理由で育てることのできなくなった新生児を匿名で安全に保護し、その後に特別養子縁組などをする施設だ。この慈恵病院は“こうのとりのゆりかご”と言う名称を付けているようだ。
「(財)日本医療機能評価機構 認定病院 慈恵病院 医療法人 聖粒会 産婦人科・麻酔科・外科・内科・小児科」
この赤ちゃんポストの設置は苦難の道があったようで、法的には保護責任者遺棄罪の幇助などの法的な批判や、親が子を捨てるようなものを作っていいのか!など倫理的な批判までいろいろあったようだ。このような障壁に対して、すぐ専門医師が駆け付けられる体制の構築やなどを始めとした預かり時の安全性の担保。そして、なんといっても病院側の「捨てら(殺さ)れ命を落とす現実がある以上、救いたい。」との強い意志で、行政側の設置認可までこぎつけたようだ。
無論、やじ馬根性しかない取材班のため、この設置についてとやかく言うつもりはない。
「宗教法人 マリアの宣教師フランシスコ修道女会」
大体予想はしていたが、この慈恵病院と言うのは聖粒会と言う名の通り、カトリック系の病院のようだ。大きな協会も同じ敷地内と思しきところにある。キリスト系は総じて人工妊娠中絶なんかはご法度ですからね。ポスト設置に熱が入るのも頷けるな。
「聖母の丘」「修道院」などのキリスト系看板が目立つ。特養まであるのか。金の匂いがるるな。
「JIKEI HOSPITAL」
なにやら横浜や神戸の港町にありそうな、お洒落な喫茶店かホテルのような佇まいの建物が。これが病院か。
やはり、高級な喫茶店かレストランにしか見えないな。
取材班の嗅覚通り金持ちの病院か。御大尽仕様だな。こんな所に子供を捨てる場所があるのかとは傍目には感じないな。
自前で救急車も完備。ここまでしないと、例の許認可が下りなかったのかは知らないが。さすがはお大尽病院だな。
さぁ、次回は肝心の“ポスト”を見て行こうと思う。
#熊本市 #宗教 #お金 #貧困
(2018)