全国裏探訪取材班も遂に「【圧巻の】宗教都市天理の街並み「天理教協会本部」と「おやさとやかた」【超弩級建築】」が最終回に差し掛かった。
これで読者の皆様も、宗教都市天理を大体ご理解いただけたと思う。
最終回は、残るおやさとやかた西側と北側を見て行くことにしよう。

おやさとやかた全体では、東西南北の中で北側のみ2棟しか竣工していない。
特に北東側は、田園風景が続いている。いつ完全竣工するかは分からないが、今後に期待するしかないところ・・
上の図の矢印の開始地点からおやさとやかた西棟を望んだようす。北側は田園風景だ。

教祖殿の背後北側より“おぢば”方面。将来ここにおやさとやかた北棟がずらりと並びますw

「第百母屋」ちなみに、青年会ひのきしん隊らしいです。近くには琵琶分教会、佐賀関分教会詰所などもあります。


おやさとやかた北側に唯一独立した「天理教鹿島大教会詰所」。独立したピースのように将来繋がれることを心待ちにしているようだ。
もちろんデフォの「ようこそおかえり」も標準装備。

おやさとやかた北西の一角「天理教校学園高等学校」美しいL字型にピッタリ収まるように校庭がある。

天理教校学園高等学校南側、おやさとやかた西棟の中央部「公益財団法人天理よろづ相談所病院 憩の家 本館・南病棟」病院もおやさとやかた内に完備。緊急時も安心だ。

おやさとやかた西棟の病院区画の継ぎ目部分。全棟意匠が統一されているため外から何の棟なのかわからないのが欠点。こちらも地下がある。

地下階には広大な敷地を移動する為だろうか、自転車があります。

上を見上げると、ぶった切られたおやさとやかたの断面です。将来への準備工事でしょう。窓や通路が完全に確保されています。屋根裏にもドアがありますw
いつかこの断面が見られなくなる日も来るのでしょうかね?w

おやさとやかた西棟は東棟に比べ新しいためか、バルコニーの欄干がコンクリート製になっています。それにしても美しいです。

少し引いてみます。戦後、日本の国粋主義のような和の重視が殆どなくなった時代にここまでの帝冠様式の建築物を建てたのはすごいですね。

図のオレンジの商店街の南側にある、おやさとやかた西棟南側「天理教郡山・中河・敷島大教会信者詰所」です。将来はこの商店街の上も渡すのでしょうか。

既に勘のいい方ならばお気づきだとは思うが、おやさとやかたの東棟(左)と西棟(右)では建物の高さがかなり違うことにお気付きになっていると思う。これは東棟側には山地になっており標高が高い為だ。一周3.5Kmもの超巨大建築になればそこまで設計しなくては建物が歪んでしまう。こういう部分に宗教都市天理の本気度を感じてしまう。

『人生一度はお伊勢さん』との言葉通りお伊勢参りに行ったことのある日本人は多いだろうが、「人生一度はおぢばがえり」をしてみてはいかがだろう。何といってもここは“ようこそおかえり”人類のふるさとなのだから。
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(2017)