全国裏探訪取材班は、奈良・大和郡山市に向かった。
奈良三大遊郭の3つのうち2つがここ、大和郡山にある。今回取材する洞泉寺遊郭と東岡町「郡山新地」がそれだ。
大和郡山はもともと、豊臣秀吉の異父弟、豊臣秀長が兄秀吉の天下統一に貢献し、最終的には大和国・紀伊国・和泉国の三ヵ国他100万石を与えられ、大阪城の東側を守るためここ大和郡山城を拡大。城下町も栄え、今に至っている。

大和郡山中心には
「柳町商店街」
がある。下町情緒漂う商店街だ。

奈良古都は道が非常に狭い。大和郡山は城下町だからか、このような枡形(敵が攻めにくいよう道が途中で2か所曲がっている)も存在する。
おっと、ここで質屋の看板。遊郭臭がしますねw
おっと、ここで質屋の看板。遊郭臭がしますねw

本当に道が狭く、門には置石。ロングボディーの自動車は直進のみです。
キッコーマンの看板が渋いですね。
キッコーマンの看板が渋いですね。


やたら生活感がある、洞泉寺町です。ベランダのない家屋が年代を感じさせるが、この民家は現役のようだ。奥には何やらソレらしい建物が残っている。近づいてみる。

ちょうど洞泉寺町の中央あたりまで来た。いまだに遊郭時代の建物が悠然とそびえ立つ。1軒だけでも鼓楼の圧倒的な存在感を示す素晴らしい雰囲気だ。3階部分が戦国武者の兜のように誇らしいさまは、気分がいい。
100年前の建築を現代で見ても古さを感じないのはなぜだろうか。



「お兄さん!いらっしゃい。」
と誘われそうだ。おっと白昼夢はこれくらいにしておこう。


中庭側は衣類などが干せるようになっていた。

次回は、洞泉寺町のほかの遊郭と源九郎稲荷神社を見ていきたい。
#大和郡山市 #遊郭 #路地裏 #アーケード #マニアック #歴史 #赤線
(2017)