【地元名士と】佐賀の遊郭「室園遊郭」とはどういうところだったのか。【巡る!】(3)

 

全国裏探訪取材班は、佐賀市今宿町に来ている。そこには明治中期にこの地に誕生した「室園遊郭」があった場所だ。今回もそんな遊郭跡を見ていきましょうかね。

室園遊郭の北側にも廓を一周するように水路が巡らされており、廓と外界と分断している。無論その水路にも橋が架けられている。

この橋も、前述した室園橋と同じく石橋になっている。これもおそらく当時のものらしい。

「大正九年七月」

親柱を見るとやはり当時のものだった。大正9年と言えば1920年か。

橋上から水路を見てみるとこんな感じだ。左手が北側で外界なので、右手の空き地になっているところがかつて妓楼が建っていたであろう敷地だ。

「常盤屋」「明月本店」「若治屋」

「三浦屋」「碎月樓」「眞松樓」

「萬春樓」「三星樓」「山遊樓」

「丸吉樓」「三玉樓」

 

「三星樓」「大平樓」「涼野」

全国遊郭案内の佐賀遊郭(室園遊郭)の最後には屋号も記されている。「遊樓は、大吉樓、一樂樓、明月樓支店、鶴明樓、赤星樓、丸吉樓、涼野、常盤屋、明月樓本店、若治屋、碎月樓、眞松樓、萬春樓、三星樓、山遊樓、等がある。」なるほど。橋に刻まれた屋号と全国遊郭案内の記述を突き合わせるとやはりぼほ正確なようだ。

「むろそのばし」

遊郭も場所によっては全国遊郭案内の記述と屋号が結構合わない場合もままあるが、大正9年と昭和5年なんでほぼ誤差はない。三浦屋とかは全国遊郭案内に記述が無いので合併吸収でもされてんですかね。

北側にある橋から大通りに抜けていく路地にも古い物件が立ち並んでいる。元は何屋さんだったんですかね。

「みかどや食堂」

大通りまで抜けるとみかどや食堂という食い物屋がある。K氏曰くもう閉店して久しいらしい。かつては遊客の胃袋を満たしていたのであろうか。

 

さて、再度遊郭内に入って行く。するとそこにはかなりの大豪邸があるのがご覧いただけるとおもう。塀は2M以上ある物件なんですがここはある有力者の自宅らしい。

「上瀧」

門柱だけでも3mぐらいありその巨大さには圧倒される。門柱もそうなんですけど、中には巨大な灯篭なんかもあったり。しかもヨレヨレの防犯カメラも設置されてるし。

すべての人がイメージしやすいように例えると、ちびまる子ちゃんの花輪くんの家のようなイメージ。どことなく何の家業かわからない。

 

するとK氏はこの上瀧の事を話してくれた。やはりこの上瀧というのは、かつて「上瀧一家」と言われた元任侠一家なのだという。たしかに言われてみれば、花輪くんも噂によると極道の息子らしいし。

やはりこういう遊郭みたいな裏スポットには今も昔もソッチ系の組織との繋がりがあったんですね。次回は残す「室園遊郭」界隈を見ていきましょうか。

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(2020)