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全国裏探訪取材班は、名古屋の赤線地帯「八幡園」にやってきた。一般的には「尾頭橋遊郭」とか言う風に呼ばれることもるみたいなのだが、現在はどんな感じになってるんでしょうかね。
さて、今回も八幡園を見て行きましょう。ここなんかはなんか商いやっていた系なんでしょうけど今はこんな感じで閉まってる。
でその物件の反対側はこんな感じで、ガッツリ妓楼ってわけか。素晴らしい造りだな。
玄関はこんな感じだ。今現在は住居で使われているっぽいな。妓楼が住居なんて一周回ってちょっと洒落てんな。
建て坪は小さいながらも、豪華な感じを出す為なのか、玄関の向かて左側は少し道路側に出っ張っている立体構造も特徴の一つ。

その分、玄関向かって左側は空間があるので小さい庭となっている感じ。経年劣化で意匠は少し崩れつつあるがまぁ、家主が住んでる間は大丈夫か。
裏側はこんな感じ。トタンは錆が回っているなぁ。年季がすごい。
さらに、公園側へシフトするとこんな感じでいかにも艶っぽい営業をしていたであろう物件も健在。ちょっと軒高が高かったりするので豪華な造りなのだろうか。
斜めから見るとこんな感じ、奥の物件と比べても確かに軒高が高いでしょ?角地に立地していて、この角の部分が45度に切り欠きになっているのもどこか妓楼っぽい。
南側の手摺。ここが一番直射日光が当たって、紫外線や熱でやられそうなもんなんですけど、こんな感じで今でもしっかり残ってる。
縁起のいい鶴と松の意匠だろうか。松竹梅で言えばトップの松ですからね。高級店だったのか。それとも高額店だったのかw
公園に面した南側が玄関だ。破風が上下に二重になっていてシンメトリー構造。どうですか?アルミサッシでもなく往時の重厚な面影を今に残している。
この物件もまだ管理者が居るような感じ。玄関前には水まき用のホースが置かれて居たり、メンテもきっちりされているようだ。
「愛知県 料理店 公安委員会」
玄関にはこのようにプレートがたくさん貼られていた。その中には公安委員会が発行した料理店のプレートなんかもあるな。遊廓が廃止された後は料理店として営業したいたのだろうか。それともここの料理店みたいなものだったのか。
足元はこんな感じ。いいですね~石畳。最近は増改築でコンクリに帰られる場合なんかもあるけどこのランダムネスが堪らなくいいな。
「若菜」
で、極めつけは玄関に屋号らしきものが。屋号は若菜というらしい。当時からこの屋号なのかは定かではないが、和かなっていうネーミングも可憐でフレッシュな感じがしていい。妓楼だったのか置屋だったのか。
隣は残念ながら駐車場になってしまっていたのだが、残念な事ばかりではない。恐らく妓楼があったのだろうが、こうして取り壊されることで若葉の造りなんかがよくわかる。
コの字型をしており中庭があるっぽい。たぶんこの物件は八幡園では最大規模じゃないだろうか。まだ結構残ってるな。
さてまだまだ次回も尾頭橋遊郭こと「八幡園」を見て行きますよ。
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(2020)