全国裏探訪取材班は、大分県別府市に来ている。ここには地元でもネットでも有名なへびん湯という野湯が存在する。付近では殺人事件が過去起きているが、泉質が非常にいいため、調査しにきた。
別府インターより、山手の方に自動車で40分ほどかかる場所だが、この道は舗装が途中でなくなり、砂利道が続くことやガードレールのない離合困難な道が続くので、思った以上に時間がかかる。運転に自信がない方は自信がある方と是非同席の上行かれることをお勧めする。
しばらく走ると目的地に到達すると思いきや・・・ここはただの駐車場である。タダで入れる野湯はそんなに甘くない。駐車場もできる限り邪魔にならないように配慮して停める必要がある。わからない場合は入浴時に地元民に聞き込みするといい。一応座標を記載しておこう〈33°18’35.0″N 131°26’13.3″E〉大体この辺り。
この辺は他に有名な野湯が2つほど存在するが、想像以上に暗く、また道も舗装などされていないため、地形的な意味でも危険が伴う。また野湯に訪れる客は90%以上男性ばかりである為、複数人もしくは男性と一緒に行かれることをおすすめしたい。
駐車したところから下る細い道を5分ほど下っていくと「へびん湯」がある。落ち葉、泥、下り道ということもあって、通りの際は是非注意していただきたい。
しばらくすると、湯処が出現する。非常に開放的な場所で、秋から冬にかけては紅葉が見れる。これがタダで入れるからたまらない。
ここの温泉の構成は白いパーカーを来た青年のところに2つ、画面中央から右側に3つ浴室がある。温度も熱いぬるいが選べる。日中も夜も人気があり、常に入浴者がいるので、安心できる。
ここの温泉の管理は地元の有志達によって、丁寧に管理されており、籠や雨よけの小屋は有志の努力の賜物である。
ここを管理されている地域民は建築廃材を見つけてはここに少しずつ持ってきてこのように設置をし、忘れものも次の来客の為と有効活用して現在に至る。もちろん利用することに誰も文句を言わないが、郷に入れば郷に従えである、節度ある利用をすすめる。
当たり前だが山は昼と夜では生物・気温・視界などまた別の顔を見せる為、時間はいつも気にかけて入っていただきたい。特に日没後は時間の感覚がわからず、何かあっても市街地から距離が離れているため、健康や危険管理は自己責任でお願いします。
きちんと片付けをすれば文句も言われない。キンキンに冷えたビールに適度に暖かい露天風呂と酒の肴には四季折々の風景だ。想像してほしい。この上ない幸せである。無論飲酒運転は禁物なので、何度も言うが複数人で来ることをお勧めする。
野湯の魅力的なところの一つとして、地元民との交流のしやすさにある。彼らもいつも知らない人間に会うので、比較的に抵抗感がないことや、地元民しか知らない情報を教えてくれたり、温泉の楽しみ方など様々教えてくれる。
次回もゆっくりと、温泉を楽しもうではないか。
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(2020)