全国裏探訪取材班は、福岡に密かに残る赤線地帯を調査しにきた。福岡の台所である柳橋連合市場の南一帯は旅館・料亭・遊郭がひしめき合っていたが、ご存知だろうか。福岡在住の初老以上の世代は御存じなのだろうが、この当たりはかつて赤線地帯だった。
全盛期だった当時こういった子供達が貧しさ故に人身売買や出稼ぎに出ていて家族を支えていたことがあった。この場所も例外ではない。中州にも人身売買までは言わないが、親の借金を建て替えるために体を売って返済している事実がある。21世紀になっても貧しさの為に体を売る行為が今でも行われている構図は今でも変わらないのである。
「旅館 三森屋」
ここにも旅館があった。地域住民に話を聞くと、その昔このお店も旅館という形態をとり、置き屋から女の子を派遣してもらい、女遊びができたお店だったようだ。転業旅館か。
訪ねてみたが、不在だった。やはり玄関の当時の作りとしては灯り取りが少しお洒落に作られている。
旅館の横には神社があったが、門がついていた。なぜわざわざ門をつけているのか。賽銭泥棒対策か・・まぁそん治安です。
「三森旅館前」
電柱にも三森旅館前とある。さすが元遊郭だなぁ。
徒歩で調査をしていると10年ほど前の地域の地図と巡り会った。当時の店舗名や道などの痕跡を辿ることができる。
これは昭和期の国が発行していた当時の地図である。記載にもあるが、この清川(新柳町)は「遊郭」と記載がある。つまりこの地区は遊郭街であったことを意味している。
そして現在がこちら。この周辺を拡大してよく見てみる。こういった元遊郭は旅館や料亭など物件が多い。赤線地帯並びに特飲街を調査する時には参考にするといい。必ずといって良いほどのいつもの構図がやはり揃っていることがわかる。
「焼肉 スタミナ亭」
で福岡と言えば朝鮮に近いだけあってこれもデフォトの朝鮮系の焼肉屋。値段は安く、食べ方がサムギョプサルなど、コリアン風はもうお決まりのパターンであろう。
「豚舞」
同じく韓国系焼肉屋。ほら、やっぱりそうだ。日本人がやっている焼肉屋より価格帯が安いため、意外にも客がつき息が長いのも特徴だったり。
そして即金の看板。車を金に変えてくれる広告のようだが、ネットで電話番号を調べると、この会社は実態のない会社であった。乗りながらってヤバいな…
おっと、忘れるとこだった。質屋もこの馴染みの三色旗カラーも貧民地区には馴染みが深い。学会度80%w
これもよくある光景なのだが、やたらと防犯カメラの多く1階に窓がないこの鉄壁の家もこういった地区にありがちである。治安があまり良くないからこうしているのか、ちなみにこの家は交番から100mも離れていない家である。どっちだろうか。住人に関してはお察しいただきたい。
「中央署 清川交番」
で当然のように、元赤線なんで交番も標準装備。こういった地区には交番があるのはココだったり、ココだったり、ココだったり、ココだったり。挙げればきりがないが交番は基本中の基本。
「立飲み 入船」
近くに住んでいる住民に聞くと、ここは昔は立飲み屋が連ねて、市場で働く人、漁に出る人、日雇い労働者が朝から飲んでいた場所だったらしい。集まる人間達は仕事柄やはり気性が荒いため、トラブルも多かったそうだ。
元遊郭のロータリー。そこにはパチンコ屋もあった。色々突っ込みどころ満載の土地なんですけど、福岡天神からもすぐなんで暇だったら裏探訪しても面白いいかもね。
#DQN #コリアン #スナック #ズタボロ #ヤクザ #レトロ #三色旗 #公明党 #歴史 #焼肉 #路地裏 #赤線 #遊郭
(2020)