【屋上緑化?】御神木のある「京阪萱島駅」に参拝する。【いえ樹齢700年です。】

 

全国裏探訪取材班は、野暮用で寝屋川市に来たんですが降りた駅が京阪本線の「萱島駅」。この萱島駅、実はホームから木が生えてるんですよね。まぁ、言っちゃなんですが最寄駅がローカル線の田舎に住んでる読者なんかは、プラットホームに木が植えられている駅なんかはよくありますよね。

「京阪本線 萱島駅」

取材班は京阪萱島駅に到着。早速駅を探訪して行きましょうかね。まず初めに駅の簡単な歴史から。

この萱島駅、地図を拡大して見ていただければわかるんですけど、川の間を跨ぐように設置されているんですよね。で、もっと拡大するとわかるんですが、川が2本流れていてそれを跨いでいるわけです。陸地−川−中洲−川−陸地。こんな感じの地形に駅が設置されている。

その陸地(河川敷)にはかつて、茅や葺が大量に自生していたようだ、で、その川の間には中洲(島)があるので“萱島(かやしま)”と言う命名なのだと言う。なるほどな。

その萱島駅なのだが、何と下り線ホームに巨木が生えているのがお分かりだろうか。下り線ホーム幅は15mほどありそうなんですけどそのホームと同じくらい木の直径があるようだ。

 

この萱島駅のホームは複々線の高架ホームなんで、なぜそんなところからこんな木が(?)と最初は疑問を感じる。最近様々なところで市民権を得ているエコな緑化事業かなんかかと勝手に推測したりするんですけど、実はこのクスノキは地上から生えており2階のホームを突っ切って存在しているんですよね。

ほらこの通り2階のホーム下から存在しているのが確認できるだろう。

元々京阪萱島駅は現在の上り線(京都方面)側に駅があり、1972年(昭和47年)に高架複々線工事が始まると駅を南側(クスノキ側)に拡幅することになった。

「萱島神社」

その拡幅工事の際、京阪電鉄は南側の萱島神社境内の土地を買収し伐採されることになった。しかし、地元の住民から「御神木を祟りが起こる」「御神木の伐採とは何事か」などと保存運動にまで発展。

 

「大楠大明神」

地元と京阪電鉄の協議の結果下り線のホームをくりぬき御神木が保全されたのだと言う。こうして樹齢約700年、高さ20mもある御神木が守られた。

「萱島の大クスノキ」

萱島神社側から見上げると、京阪電車のイメージカラーの緑色と相まり、クスノキの緑と青空のコンビネーションがいい感じだ。

ちなみに、電車に乗車し萱島駅に到着した時のイメージがこんな感じ。高架駅のはずなのだが大木が窓の外に見える不思議な珍百景となる。

 

今日も電車が止まると学生やサラリーマン、主婦などが颯爽と乗り降りしている。見事な自然と人類の共存といったところか。コンクリ詰の人工的なホームに緑が生える。この萱島駅こそ都市緑化事業の祖なのかもしれない。

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(2019)